永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

耳介の大きさは、体表の中でも小さい存在ではあるが。

いざ耳介を再建するとなると、科学的に非常に困難だ。


昨日のブログでも示したように、すでに14回もの手術を受けたものの

悲惨な結果となり、作り直し手術が必要な患者さんがいる。

その結果をじっと見れば、いかに耳介の再建が困難なのかが理解できる。


耳の形態が、体表の中で最も複雑な形をしているからこそ

再建が困難なのだ。

教科書を見ただけで、簡単にまねができるような分野とは全く異なる。


ただ「胸から肋軟骨を摘出し耳型をつくり皮膚の下に移植して耳介を再建します」

という説明を15分聞いただけでは、

どこまで正確に耳が再建できるのかは、全く理解できない。


昨日作り直し手術を受けた患者さんも、手術を受ける前は

まともな耳ができるものと信じていたはずだ。

それがいつしか14回もの手術を受ける事となった。


医師の能力により、結果が全く異なる分野が耳介再建手術だ。


それほど困難を極める分野だという認識を

患者さんが理解する事こそが、またさらに困難だ。


それらが本当に理解できるようになるためには

膨大な具体的な写真を見ながら2時間ほどにもわたる説明を受けて

その内容を患者さん自身が理解しておくことが必要だ。


作り直しを希望されて当院へ来院される患者さん達が、

途切れることなく来院されている事実も,このブログを

遡って見ていただければ、以上の点がよく理解される。




長時間にわたる手術、本当にありがとうございました。
先生がおっしゃるとおり、他の医師の「ちゃんと出来ますよ!」の言葉を、藁にもすがりたい親は安易に信じてしまった事を、後悔と共に深く反省致しております。
そして今だに娘と同じような再手術が必要な患者が出ている現状に、日本の医療体制?のおかしさも感じずにはいられません。
それを経験した者として、この旧態依然のやり方を止めるべく、私ども患者側で何か出来る事があるのでしょうか?
日々大変な思いで治療に当たられている先生に、お世話になっている患者側で少しでも何かお役に立てる事があれば幸いなのですが.........

今回は本当にありがとうございました。
まだ始まったばかりで、半年後の2回目の耳立て手術もありますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2013.05.12 16:34 URL | oita #- [ 編集 ]

10年前や20年前と比較すると、最近では国際学会に出席する日本人は、ほとんどいなくなりました。

ましてや、回を重ねるごとに規模が大きくなった国際小耳症学会に出席する日本人の形成外科医も、前回、私以外はだれもいませんでした。

また、アメリカ形成外科学会に出席する日本人の形成外科医も、ほとんど見かけなくなりました。

年々国際的に学問的に第一線で活躍する日本人形成外科医師の減少が、現在日本形成外科学会の科学水準の一端を示しているように思われます。



2013.05.15 23:26 URL | サルトル #- [ 編集 ]













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