永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

小耳症に対する耳介再建術は、再建外科分野で最も困難な手術となっている。

耳そのものの形態がほかの器官と比較して、

最も複雑な形態をしているからだ。


従来法のタンザー法やブレント法では、

耳垂残存型小耳症において、

後方に突出した耳珠、対珠、珠間切痕、耳輪脚、の再建が

不可能だったばかりでなく、耳を立てることすら不可能だった。


また、髪の毛の生え際が下がっていたり、無耳症などでは

耳介再建そのものが不可能だった。


さらに、タンザー法やブレント法などで

すでに耳介再建を行われた耳介に対する再々建手術はほぼ不可能だったが、


1990年代、アメリカ形成外科学会誌に報告された永田法は

これまで困難で不可能と言われた分野の耳介再建のすべてを解決できるようになった。


耳介の形態が複雑であるからこそ、

複雑な軟骨と、それを被覆するため血行の良好な皮弁の表面積が

適材適所に無理なく完全に一致しなければ成功しない。


術前の形態は様々に異なっており、

症例に応じた手術デザインを行う応用力が必要なので

さらに困難となっている。


耳介再建を行う医師には、当然天才的な芸術的空間的能力が必要である。

膨大な私の英文論文を読んで永田法を完全に理解したとしても、

才能ある形成外科医が長期間、数多くの手術経験を積み学習する必要がある。


症例数が非常に少ない小耳症なので、医師が経験を積むことすら困難な分野でもある。

あらゆる困難を乗り越えて、

手術に長時間かかる永田法を省略することなく完全に実現できるようになるためには

それなりの才能ある形成外科医と

小耳症の手術に対する情熱と理解のある学会を持つ国など

その体制も必要である。


これまで約20年以上にわたり世界中の形成外科学会などからの依頼に応じ続け

ようやく世界中に永田法は広がってきた。


経験を積み小耳症治療への真に深い理解が深まった国の医師ほど、

さらに学びに永田小耳症形成外科クリニックへと見学に来る医師が増加している。


新たな手術法を世界に広めるためには、実に長期間を要するものだ。























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