永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  31/March/2016
1st-stage operation for traumatic auricular defect

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年3月31日
外傷性耳介欠損の肋軟骨移植術


P1120314.jpg
Preoperative appearance of
  traumatic auricular defect.

外傷のため耳介欠損となった症例の術前。

P1120316.jpg
Determine the proper anatomical location
   with transparent film template.

透明フイルムを用いて耳介の正常な場所と大きさを決定する。

P1120317.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

肋軟骨移植術の手術デザイン。

P1120318.jpg
Fabricated 3 dimensional costal cartilage frame
   [3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

P1120320.jpg
Skin flaps formed.
anterior skin flap of the lobule,
posterior skin flap of the lobule,
skin pocket created.

皮弁形成を行った。
  耳垂前面皮弁、
  耳垂後面皮弁、
  皮下ポケットを作成した。

P1120321.jpg
3-D frame is grafted
  under the skin pocket
     and reconstructed auricle.

皮下ポケットへ3次元肋軟骨フレームを移植して再建した耳介。

P1120323.jpg
At the end of the 1st-stage operation
   with Bolster fixation sutures.

ボルスター縫合固定を行って手術終了。
本日は水曜日。

水曜日の外来は通常空いているが、

春休みになったせいか、本日は小耳症外来が非常に混み合った。

外来があふれそうだったので、通常時刻より早めに外来を開始した。

患者さん達の術前や術後の診察を休む間もなく行った。
コンピューターの調子が悪く

昨日は、このブログを入れることができなかったので、

昨日の手術分を、本日午後ようやくインプットできた。

いつもできていることが突然できなくなると、非常な疲労感に襲われる。

今は、「やれやれ」という感じだ。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D. 29/March/2016
Ear projection operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年3月29日
耳垂残存型小耳症の耳立て手術


P1120306.jpg
6 months after the 1st stage operation
for lobule type microtia
and reconstructed auricle.

耳垂残存型小耳症に対して半年前に肋軟骨移植術を行って再建した耳介。

P1120307.jpg
The outline for the 2nd-stage operation.

耳立て手術のデザイン。

P1120308.jpg
The temporoparietal fascia flap
  [TPF] is elevated.
Ultra-delicate split thickness scalp skin
   [UDSTS] is harvested.
Costal cartilage block
   for ear projection is fabricated.

TPFを拳上した。
頭皮分層皮膚を採取した。
耳を立てるための肋軟骨ブロックを作成した。

P1120309.jpg
The total suture line.

縫合線の全体像。

P1120311.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が立っている。

P1120310.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が立っている。
小耳症の手術は、形成外科分野の中で、最も困難な手術の一つとされています。

手術後の結果は、術者によって非常に差が出る特殊な分野でもあります。

当院では、多くの小耳症に対する再々建手術を行っていますが、

当院のホームページでの再々建「作り直し」の項目と、その結果を比較すれば、

どれほど結果が術者により異なる分野なのかが一目で理解できるでしょう。

わかりやすく言えば、芸術作品が作者により全く異なる場合と似ている分野だから

と表現したらわかりやすいかもしれません。

言い換えると、形成外科医には、特に芸術的センスが必要とされます。

しかし、芸術を感で行えば様々なレベルとなってしまいます。

一方で、科学的理論に基ずく 手術を常に行うと、一定以上のレベルでの結果が得られます。

言葉でいうのは簡単ですが、結果を理解するためには、実際の写真を見なければ判断できない分野でもあります。

患者さんにとってだけでなく、形成外科医にとっても、

なぜ結果が大きく異なるのかを理解していただけるため、

当院のホームページを充実させています。

理想の耳をどのように再建することが必要なのか、

その「永田法の理論と実際」とを、日本語版だけでなく英語版にも記載しています。










Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  25/March/2016
1st-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年3月25日
耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術


P1120298.jpg
Preoperative appearance
  of lobule type microtia.

耳垂残存型小耳症の術前。

P1120299.jpg
Determine the proper anatomical location
   with the transparent film template.

透明フイルムを用いて耳介の正常な場所と大きさを決定する。

P1120300.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

肋軟骨移植術の手術デザイン。

P1120301.jpg
Fabricated 3 dimensional costal cartilage frame
   [3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

P1120302.jpg
Skin flaps formed,
anterior skin flap of the lobule,
posterior skin flap of the lobule,
mastoid skin flap,
tragus skin flap.
All remnant ear cartilage removed.
Skin pocket created.

皮弁形成を行った。  
  耳垂前面皮弁、
  耳垂後面皮弁、
  乳突洞部皮弁、
  耳珠用皮弁。
全ての遺残耳介軟骨を摘出した。
皮下ポケットを作成した。

P1120303.jpg
3-D frame is grafted
  under the skin pocket
   and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植して再建した耳介。

P1120304.jpg
At the end of the 1st-stage operation
   with Bolster fixation sutures.

ボルスター縫合固定を行って手術終了。
寒の戻りというか、寒いですね。でも、近くの公園は、桜の花がちらりほらりと、咲き始めました。
私の頭の中にも、最近はぺんぺん草が咲き始めたようで、ナンダカ、カンダカ、ちんぷんかんぷん。
無駄に生きているようで、自信を無くしています。

ところで、そろそろ春休みなので、永田小耳症形成外科クリニックでも外来が込み合ってきました。
卒業式や入学式を控えた人たちも多く、いろいろな報告をしてくれます。そんな中で、先日、ひとりの患者さんが、作文を持ってきてくれました。手術の終わった患者さんで、入院中のことを書いてくれた作文でした。

ぜひ皆さんにも読んでいただきたいと、許しをもらってホームページに載せました。
プレゼント(患者様の声)という、新しいページを作ってもらいました。

読むと、力が出ます。
頭の中に、立派な花が咲きそうです。

他にも載せたいお手紙や文章があるのだけれど、許可をもらっていないので、載せられません。
残念残念。

私が一人で、楽しみます。



Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.   24/March/2016
Ear projection operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年3月24日
耳垂残存型小耳症の耳立て手術


P1120292.jpg
6 months after the 1st-stage operation
for lobule type microtia
and reconstructed auricle.

半年前に耳垂残存型小耳症に対して
 肋軟骨移植術を行って再建した耳介。

P1120293.jpg
The outline for the 2nd-stage operation.

耳立て手術のデザイン。

P1120294.jpg
The temporoparietal fascia flap
   [TPF] is elevated.
Ultra-delicate split thickness scalp skin
   [UDSTS] is harvested.
Costal cartilage block
   for ear projection is fabricated.

TPFを拳上した。
頭皮分層皮膚を採取した。
耳を後ろから支えて建てるための肋軟骨ブロックを作成した。

P1120295.jpg
The total suture line.
Comparing with the preoperative appearance,
  deep conchal cavity is reconstructed.

縫合線の全体像。
耳甲介前方が、術前より深く形成されている。

P1120297.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建された耳介が立っている。

P1120296.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建された耳介が立っている。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D. 22/March/2016
1st-stage operation for concha type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年3月22日
耳甲介型小耳症の肋軟骨移植術


P1120285.jpg
Preoperative appearance
   of concha type microtia.

耳甲介型小耳症jの術前。

P1120286.jpg
Determine the proper anatomical location
   with the transparent film template.

透明フイルムを用いて耳介の正常な場所と大きさを決定する。

P1120287.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

肋軟骨移植術の手術デザイン。

P1120289.jpg
Skin flaps formed,
  anterior skin flap of the lobule,
  posterior skijn flap of the lobule,
  mastoid skin flap,
Almost remnant ear cartilage removed
  except antitragus.
Skin pocket created.

皮弁形成を行った。
   耳垂前面皮弁、
   耳垂後面皮弁、
   乳突洞部皮弁、
対珠以外の遺残耳介軟骨をすべて摘出した。
皮下ポケットを作成した。

P1120288.jpg
Fabricated 3 dimensional costal cartilage frame
   [3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

P1120290.jpg
3-D frame is grafted
under the skin pocket
and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植して再建した耳介。

P1120291.jpg
At the end of the 1st-stage operation
   with Bolster fixation sutures.

ボルスター縫合固定を行って手術終了。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D. 18/March/2016
1st-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年3月18日
耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術


P1120277.jpg
Preoperative appearance
   of lobule type microtia.

耳垂残存型小耳症の術前。

P1120278.jpg
Determine the proper anatomical location
   with transparent film template.

透明フイルムを用いて耳介の正常な場所と大きさを決定する。

P1120279.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

肋軟骨移植術の手術デザイン。

P1120281.jpg
Fabricated 3 dimensional costal cartilage frame
[3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

P1120282.jpg
Skin flaps formed,
anterior skin flap of the lobule,
poserior skin flap of the lobule,
targus skin flap,
mastoid skin flap.
All remnant ear cartilage removed.
Skin pocket created.

皮弁形成を行った。
  耳垂前面皮弁。
  耳垂後面皮弁。
  乳突洞部皮弁。
  耳珠用皮弁。
全ての遺残耳介軟骨を摘出した。
皮下ポケットを作成した。

P1120283.jpg
3-D frame is grafted under the skin pocket
    and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植して再建した耳介。

P1120284.jpg
At the end of the 1st-stage operation
   with Bolster fixation sutures.

ボルスター縫合固定を行って手術終了した。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D. 15/March/2016
1st-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年3月15日
耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術


P1120260.jpg
Preoperative appearance of lobule type microtia.

耳垂残存型小耳症の術前。

P1120261.jpg
Determine the proper anatomical location
with transparent film template.

透明フイルムを用いて耳買いの正常な場所と大きさを決定する。

P1120262.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

肋軟骨移植術の手術デザイン。

P1120263.jpg
Fabricated 3 dimensional costal cartilage frame
    [3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

P1120264.jpg
Skin flaps formed,
anterior skin flap of the lobule,
posterior skin flap of the lobule,
mastoid skin flap,
tragus skin flap.
All remnant ear cartilage removed.
Skin pocket created.
Fistura excised.

皮弁形成を行った。
  耳垂前面皮弁、
  耳垂後面皮弁、
  乳突洞部皮弁、
  耳珠用皮弁。
全ての遺残耳介軟骨を摘出した。
皮下ポケットを作成した。
ろう孔を摘出した。

P1120266.jpg
3-D frame is grafted
under the skin pocket 
and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植して再建した耳介。

P1120267.jpg
At the end of the 1st-stage operation
  with Bolster sutures.

ボルスター縫合固定を行って手術終了。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.   11/March/2016
2nd-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年3月11日
耳垂残存型小耳症の耳立て手術


P1120254.jpg
6 months after the 1st-stage operation
for lobule type microtia
and reconstructed auricle.

耳垂残存型小耳症に対して
半年前に肋軟骨移植術を行って再建された耳介。

P1120255.jpg
The outline of the 2nd-stage operation 
  [ear projection operation].

耳立て手術のデザイン。

P1120256.jpg
The temporo parietal fascia flap
     [TPF] is elevated.
Ultra-delicate split thickness scalp skin
    [UDSTS] is harvested.
Costal cartilage block
    for ear projection is fabricated.

TPFを拳上した。
頭皮分層皮膚を採取した。
肋軟骨ブロックを採取した。

P1120257.jpg
The total suture line.

縫合線の全体像。

P1120259.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建された耳介が立っている。

P1120258.jpg
The reconstructed auricle is projected.
The swelling will reduce by the time of discharge.

再建された耳介が立っている。
耳の腫れは入院中に引く。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  10/March/2016
1st-stage operation for concha type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年3月10日
耳甲介型小耳症の肋軟骨移植術


P1120247.jpg
Preoperative appearance
of concha type microtia.

耳甲介型小耳症の術前。

P1120248.jpg
Determine the proper anatomical location
  with transparent film template.

透明フイルムを用いて耳買いの正常な場所と大きさを決定する。

P1120249.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

肋軟骨移植術の手術デザイン。

P1120250.jpg
Fabricated 3 dimensional costal cartilage frame
   [3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

P1120251.jpg
Skin flaps formed,
anterior skin flap of the lobule.
posterior skin flap of the lobule,
mastoid skin flap.
Almost remnant ear cartilage removed except anti-tragus.
Skin pocket created.

皮弁形成を行った。
  耳垂前面皮弁。
  耳垂後面皮弁。
  乳突胴部皮弁。
対珠以外の遺残耳介軟骨を摘出した。
皮下ポケットを作成した。

P1120252.jpg
3-D frame is grafted
 under the skin pocket
   and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植して再建した耳介。

P1120253.jpg
At the end of the 1st-stage operation
   with Bolster fixation sutures.

ボルスター縫合固定を行って手術終了。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  8/March/2016
1st-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年3月8日
耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術


P1120240.jpg
Preoperative appearance
   of lobule type microtia.

耳垂残存型小耳症の術前。

P1120241.jpg
Determine the normal anatomical location
  with transparent film template.

透明フイルムを用いて耳介の正常な場所と大きさを決定する。

P1120242.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

肋軟骨移植術の手術デザイン。

P1120243.jpg
Fabricated 3-dimensional costal cartilage frame
[3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

P1120244.jpg
Skin flaps formed.
anterior skin flap of the lobule,
posterior skin flap of the lobule,
mastoid skin flap,
tragus skin flap.
All remnant ear cartilage removed.
Skin pocket created.

皮弁を形成した、
  耳垂前面皮弁、
  耳垂後面皮弁、
  乳突洞部皮弁、
  耳珠用皮弁。
全ての遺残耳介軟骨を摘出した。
皮下ポケットを作成した。

P1120245.jpg
3-D frame is grafted
   under the skin pocket
and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植して再建した耳介。

P1120246.jpg
At the end of the 1st-stage operation
   with Bolster fixation sutures.

ボルスター縫合固定を行って手術終了。
3月5日(土)
無事、第3回小耳症説明会を終了しました。

曽根師長は私用のため、お休み。代わりにナースのⅠさんが、2Fでの入院生活の説明をしてくれました。
Ⅰさんは、朝から緊張気味で、練習してきますと、Ⅰ号室の女子の前でスピーチをしてきたそうで、本番は結構な出来で、よかったです。Ⅰさんを紹介するときに「影の師長!Ⅰさんです!」と言おうかと思ったけれど、来院のご家族の真面目な顔を見て、やめておきました。ふざけてるって、怒られちゃ困るので。

院長も、3回目なので、だいぶ声も落ち着いてきて、よかったですね。
今回は、代わりに私が、ちょっと、上がり気味でした。

2階から、入院中のお父さん、お母さんも降りてきていただき懇談。ご希望の方の診察も終わって無事、説明会が終了しました。

来月は、麻酔の先生のお話を予定しています。手術の終わった方も、これから手術の方も、ぜひ聞いていただきたい、興味深いお話になると思います。


※手術日が終わってから、毎日の生活の中で気を付けたいこと※

当院では「もう耳を下にして寝てもいいよ。」という状態で退院していただきます。
退院してからも、ずっと耳に当てものをして寝ないといけないという施設もあるようですが、当院では、それはありません。
しかし、いくつか気を付けてほしいことは、あります。

大事なものは、いつもきれいに洗いましょう。
作った耳も、生きています。お風呂に入ったら、必ず耳を丁寧に洗ってください。永田法で作った耳は血行が良いので、退院してからも腫れがどんどん引いていきます。彫の深い耳ができますが、その深いところが洗いにくいので、垢がたまります。ほっておくとかぶれてきます。頭の中の皮を取ったところも忘れずに洗いましょう。保護者の方は、時々チェックをお願いします。
きちんと洗ってさえいれば、問題はおこりません。

傷のところからワイヤーや糸が出てくることがあります。すぐに抜けば、何の問題も起こりません。ほっておくとその糸を伝わって細菌が入ることがあります。きれいに洗って、家にある消毒薬で消毒をして、早めに診察においでください。

退院したら、すぐ学校や仕事へいってもかまいせん。
運動は、縄跳びや、水泳などすぐ始められます。ドッジボールなどの胸がぶつかる運動は、もう1か月待ってから行ってください。柔道や、レスリングなど、耳を強くぶつける可能性があるスポーツは、控えてください。学校で、必須になっている場合は、ご希望の場合、診断書(有料)をお書きします。

耳を圧迫することは、控えてください。水泳用の帽子やヘルメットなど、少し緩めのものをご使用ください。メガネやマスクもかけられますが、耳を強く圧迫していないか、時々チェックをしてください。

耳を作るとき、永田式ワイヤーを80本以上使います。材料はステンレスです。MRIの検査は、控えていただくようお願いします。
CT検査は受けられます。

けがをしたり、心配なことがあるときは、いつでもご連絡ください。
  TEL 048-449-3030  メール info@nagata-microtia.jp





Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D. 4/March/2016
Ear projection operation for atypical lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年3月4日
非定型型耳垂残存型小耳症の耳立て手術


P1120232.jpg
6 months after the 1st-stage operation
for atypical lobule type microtia.
The outline for the 2nd-stage operation.

非定型型小耳症に対し半年前に
肋軟骨移植術を行って再建した耳介。
耳立て手術のデザイン。

P1120233.jpg
Temporoparietal fascia flap
   [TPF] is elevated.
Ultra-delicate split thickness scalp skin
   [UDSTS] is harvested.
Costal cartilage block
   for ear projection is fabricated.

TPFを拳上した。
頭皮分層皮膚を採取した。
耳を立てるための肋軟骨ブロックを作成した。

P1120234.jpg
Total suture line.

縫合線の全体像。

P1120238.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が立っている。

P1120237.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が立っている。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D. 1/March/2016
Secondary reconstruction for the lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年3月1日
小耳症の再々建「作り直し」手術


P1120216.jpg
Preoperative appearance
   of secondary reconstruction.
This case was already operated
  for lobure type microtia
    in University Hospital 4 times.
But unfavorable result.
Moreover pre-auriculer fistula exists.

この症例は、すでに某大学病院で耳垂残存型小耳症に対して
4回もの手術を受けたものの、このように不幸な結果となり
永田小耳症形成外科クリニックで再々建「作り直し」手術を行う事となった。
さらに、耳前ろう孔も存在している。

P1120217.jpg
Determine the proper anatomical location
  with transparent film template.

透明フイルムを用いて耳介の正常な場所と大きさを決定する。

P1120218.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

再々建の第1回目手術のデザイン。

P1120219.jpg
Fabricated 3 dimensional costal cartilage frame
[3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

P1120220.jpg
Pre-auricular fistula is excised
and skin pocket created.

耳前ろう孔を摘出した後、皮下ポケットを作成した。

P1120221.jpg
3-D frame is grafted under the skin pocket
  and reconstructed auricle 
after secondary reconstruction.

3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植し再々建した耳介。

P1120223.jpg
At the end of the 1st-stage operation
   with Bolster fixation sutures.

ボルスター縫合固定を行って手術終了。