永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

永田小耳症形成外科クリニックは設立10年と2か月になる。

小耳症手術件数も1360件を超えている。

開設以前の小耳症の手術件数を加えると、2500件の小耳症手術を行っている。

従来法の小耳症手術は、耳輪、対輪の大まかな形態の未再建する単純化した手術だったので

手術時間は、3時間ほどで済んだが。

永田法の手術法が進歩し、耳会の細部構造まで詳細に再建できるようになった。

その分、手術時間は、8時間を要する手術となった。

耳介の形態が体表の中でもっとも複雑だからこそ、

耳の再建手術は形成外科分野で最も困難な分野の一つとなっている。

常にある一定の正確さを保つ手術ができるように科学的に詳細な計画が必要だ。

感覚だけで作成すると結果にばらつきが生じるからだ。

科学的な計画とはどういうことなのかを、「理想の耳介のプロポーション」と比較し

理想の耳を再建するための思考と手順を

永田小耳症形成外科クリニックのホームページに掲載したので、

興味のある方はご覧ください。

Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.   29/January/2016
2nd-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年1月29日
耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術


P1120109.jpg
6 months after the 1st-stage operation
for lobule type microtia
and reconstructed auricle.

耳垂残存型小耳症に対して半年前に肋軟骨移植術を行って再建した耳介。

P1120110.jpg
The outline for the 2nd-stage operation.

耳立て手術のデザイン。

P1120111.jpg
The temporoparietal fascia flap
   [TPF] is elevated.
Ultra-delicate split thickness scalp skin
    [UDSTS] is harvested.
Costal cartilage block
     for ear projection is fabricated.

TPFを拳上した。
頭皮分層皮膚を採取した。
耳を立てるための肋軟骨ブロックを作成した。

P1120114.jpg
The total suture line.

縫合線の全体像。

P1120113.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が、立っている。
P1120112.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が立っている。
P1120102.jpg
永田小耳症形成外科クリニックには、

先週インドからの耳鼻科医が小耳症手術の見学に来て帰国したばかりだが、

今週もまた、インドから形成外科医が、小耳症の手術を見学に来日した。

ASHESH  BHUMKAR 医師だ。

彼は2010年4月にも当院へ見学に来たことがある医師だ。

このように、一度見学して母国へ帰って手術を行い

また見学に来日するという「リ ピーター」となる医師もいる。

手術法をマスターするには、2度3度と見学する必要があるからだ。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  28/January/2016
1st-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年1月28日
耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術


P1120097.jpg
Preoperative appearance
  of lobule type microtia.

耳垂残存型小耳症の術前。

P1120098.jpg
Determine the proper anatomical location
  with transparent film template.

透明フイルムを用いて耳買いの正確な場所と大きさを決定する。

P1120099.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

肋軟骨移植術の手術デザイン。

P1120100.jpg
Fabricated 3-dimensional costal cartilage frame
   [3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

P1120101.jpg
Skin flaps formed.
anterior skin flap of the lobule,
posterior skin flap of the lobule,
tragus skin flap,
mastoid skin flap.
Skin pocket created.
All remnant ear cartilage removed.

皮弁形成を行った。
  耳垂前面皮弁、
  耳垂後面皮弁、
  乳突洞部皮弁、
  耳珠用皮弁。
皮下ポケットを作成した。
全ての遺残耳介軟骨を摘出した。

P1120106.jpg
3-D frame is grafted
  under the skin pocket
   and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植して再建した耳介。

P1120107.jpg
At the end of the 1st-stage operation
   with Bolster fixation sutures.

ボルスター縫合固定を行って手術終了。
永田小耳症形成外科クリニックでは、小耳症に関する手術法の開発発展を行っています。

発展進歩した手術法は、世界の形成外科医が広く最も読むアメリカ形成外科学会誌へ投稿し、

アクセプトされた論文が、永田法として現在世界中に広がっています。

さらに、それ以降も、細部にわたり進歩をとげて来ました。


これら新たな情報も含め、世界中の患者さんや形成外科医にとっても、

小耳症の新情報をさらにわかりやすくお知らせするために

永田小耳症形成外科クリニックのホームページは

日本語版、英語版ともに、最近追加掲載を行っており、情報量が増加しています。
P1120088.jpg
先週は、インドから耳鼻科医が永田小耳症形成外科クリニックに小耳症手術を学びに留学していた。

写真の向かって右側手前がSHREYAS P.PRADEEP医師。

インドのバンガロールのMENTOS HOSPITALという耳鼻科の専門センターに勤務している。

彼の父親が、センター病院を開設したそうだ。

2週間の研修見学を熱心に行って帰国した。


また、中央にいる人物は、中国から当院へ留学している形成外科医でワン先生。

当院へは、これまでもこのブログで紹介しているように

頻繁に海外から小耳症手術の永田法を学びに、形成外科医や耳鼻科医が来院している。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  26/January/2016
2nd-stage operation for microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年1月26日
耳垂残存型小耳症の耳立て手術


P1120089.jpg
6 months after the 1st-stage operation
for lobule type microtia
and reconstructed auricle.

耳垂残存型小耳症に対し半年前に肋軟骨移植術を行って再建した耳介。

P1120090.jpg
The outline for the 2nd-stage operation.

耳立て手術のデザイン。

P1120092.jpg
The temporoparietal fascia flap
   [TPF] is elevated.
Ultra-delicate split thickness scalp skin
   [UDSTS] is harvested.
Costal cartilage block
    for ear projection is fabricated.

TPFを拳上した。
頭皮分層皮膚を採取した。
耳を立てるための肋軟骨ブロックを作成した。

P1120093.jpg
The total suture line.

縫合線の全体像。

P1120096.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が立っている。

P1120094.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が立っている。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  22/January/2016
2nd-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年1月22日
耳垂残存型小耳症の耳立て手術


P1120078.jpg
6 months after the 1st-stage operation
for lobule type microtia
and reconstructed auricle.

耳垂i残存型小耳症に対して半年前に
肋軟骨移植術を行って再建された耳介。

P1120079.jpg
The outline for the 2nd-stage operation.

耳立て手術のデザイン。

P1120082.jpg
The temporoparietal fascia flap
   [TPF] is elevated.
Ultra-delicate split thickness scalp skin
    [UDSTS] is harvested.
Costal cartilage block
   for ear projection is fabricated.

TPFを拳上した。
頭皮分層皮膚を採取した。
耳を立てるための肋軟骨ブロックを作成した。

P1120083.jpg
The total suture line.

縫合線の全体像。

P1120085.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が立っている。

P1120084.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が立っている。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  21/January/2016
2nd-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年1月21日
耳垂残存型小耳症の耳立て手術


P1120070.jpg
6 months after the 1st-stage operation
   for lobule type microtia
    and reconstructed auricle.

耳垂残存型小耳症に対して半年前に
肋軟骨移植術を行って再建した耳介。

P1120071.jpg
The outline for the 2nd-stage operation.

耳立て手術のデザイン。

P1120072.jpg
The temporoparietal fascia flap
  [TPF] is elevated.
Ultra-delicate split thickness scalp skin
   [UDSTS] is harvested.
Costal cartilage block
   for ear projection is fabricated.

TPFを拳上した。
頭皮分層皮膚を採取した。
耳を後ろから支えて建てるための肋軟骨ブロックを作成した。

P1120073.jpg
The total suture line.

縫合線の全体像。

P1120076.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が立っている。

P1120075.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が立っている。
Nagata microtia and reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D. 19/January/2016
2nd-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年1月19日
耳垂残存型小耳症の耳立て手術


P1120063.jpg
6 months after the 1st-stage operation
for lobule type microtia
and reconstructed auricle.

半年前に肋軟骨移植術を行って再建した耳介。

P1120064.jpg
The outline for the 2nd-satge operation.

耳立て手術のデザイン。

P1120065.jpg
The temporoparietal fascia flap
   [TPF] is elevated.
Ultra-delicate split thickness scalp skin
   [UDSTS] is harvested.
Costal cartilage block
    for ear projection is fabricated.

TPFを拳上した。
頭皮分層皮膚を採取した。
耳を立てるための肋軟骨ブロックを作成した。

P1120066.jpg
The total suture line.

縫合線の全体像。

P1120067.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建された耳介が立っている。

P1120068.jpg
The reconstructed auricle is projected.
The swelling will go away by the time of discharge.

再建された耳介が立っている。
耳の腫れは入院中にひく。
永田法により小耳症手術が進歩を遂げて、

従来法とは全く次元の異なるリアルな耳が再建できるようになった。

世界の論文にもなり、年々世界中に広まっていった。

従来法では4回から6回もの手術回数だった小耳症手術が、

2回の手術で完了できるようになった。

きれいな耳ができるので、患者さんも喜んでくれるようになった。


従来法では、手術回数が多いものの1回の手術時間は3時間程度だった。

しかし永田法では、正確な耳介を作るために1回の手術時間が8時間必要となった。


従来法より格段に正常な形態の耳が再建できるようになる手術を

世界で初めて開発できて患者さんも喜んだし、

私もうれしくて非常にやりがいを感じた。

年々世界中の形成外科医からの依頼が多くなり小耳症手術の教育者となった。

また、いやおう無しに小耳症手術の分野の中心となってしまった。

通常開発者は、報われるはずであるが、とんでもないことが起きた。


以前勤めていた病院では、院長から呼び出され

「永田先生には小耳症の患者さんが多く来院し、手術件数も多くなった。

しかし、病院としては、儲からないから困る。」と言われ、

勤め先を3か所も変わらざるを得なかった。

原因は小耳症手術の保険システムが従来法のままだったからである。


つまり、「3時間で終わる従来の手術ならば、1日に3件の手術ができる。

一日に3件やればペイするが、8時間もかかると手術は1件しかできないから

病院としては赤字となってしまうという事だ。

ごく一部の公的な病院だったら補助金が出るから

赤字でも構わない所もあるかもしれないが、

大部分の通常の病院で赤字は困るという事だった。


小耳症手術の開発ができなければ患者さんが困る。

それが永田小耳症クリニックを開業するきっかけとなった。





1980年代日本での小耳症手術は、タンザー法が主流だった。
私が東京大学形成外科医局に入局した研修医時代は、
福田修教授からタンザー法を教わった。

しかしタンザー法を完全に習得し、忠実に手術を行えるようになっても、
再建した耳は、正常な耳とは言えない悲しいほどの結果しか再建できなかった。
そこで、タンザー法は、まだ不完全な間違った手術でしかないことに気がついた。

そこから、正常な耳介が完全に再建できるためには、
どうしたらよいのか・と・生涯をかけた私の研究生活が始まった。

寝ても覚めても、耳の形態のことばかり考える日々が続いた。
そんな日々を過ごし、
混雑する通勤電車の中で、前にいた人の耳を後ろから観察していた時だった。
耳たぶの後ろにある皮膚を表に有効に利用できるということに気がついた。
小耳症の耳たぶも、2枚に分割すると後ろの皮膚も移動して前の耳甲介を被覆できるのだ。
と気がついたその瞬間が大きな前進だった。

興奮冷めやらぬ私はその後1週間眠れないほどだった。
現在の永田法小耳症手術の発想の主要部分はこの発見により実現したのだった。

通勤電車ありがとう。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  15/January/2016
Ear projection operation [2nd-stage operation] for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年1月15日
耳垂残存型小耳症の耳立て手術


P1120056.jpg
6 months after the 1st-stage operation
for lobule type microtia
and reconstructed auricle .

耳垂残存型小耳症に対して
半年前に肋軟骨移植術を行って再建した耳介。

P1120058.jpg
The outline for the 2nd-stage operation.

耳立て手術のデザイン。

P1120059.jpg
Temporoparietal fascia flap
    [TPF] is elevated.
Ultra-delicate split thiockness scalp skin
     [UDSTS] is harvested.
Costal cartilage block
     for ear projection is fabricated.

TPFを拳上した。
頭皮分層皮膚を採取した。
肋軟骨ブロックを作成した。

P1120060.jpg
The total suture line.

縫合線の全体像。

P1120062.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が立っている。

P1120061.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が立っている。

Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D. 14/January/2016
Ear projection operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年1月14日
耳垂残存型小耳症の耳立て手術


P1120050.jpg
6 months after the 1st-stage operation
for lobule type microtia and reconstructed auricle.

耳垂残存型小耳症に対して半年前に肋軟骨移植術を行って再建した耳介。

P1120051.jpg
The outline for the 2nd-stage operation.

耳立て手術のデザイン。

P1120052.jpg
Temporoparietal fascia flap
   [TPF] is elevated.
Ultra-delicate split thickness scalp skin
   [UDSTS] is harvested.
Costal cartilage block
    for ear projection is fabricated.

TPFを拳上した。
頭皮分層皮膚を採取した。
耳を立てるための肋軟骨ブロックを作成した。

P1120053.jpg
The total suture line.
Note deep cavum conchal cavity created.

縫合線の全体像。
耳立て手術前に比べて耳甲介が深く形成された。

P1120055.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建された耳介が立っている。

P1120054.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建された耳介が立っている。
Nagata Micorita and reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D. 12/January/2016
Secondary reconstruction for microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年1月12日
小耳症の再々建手術


P1120043.jpg
This case was already operated for microtia
  at Univercity Hospital but unfavourable result.
Preoperative appearance of reconstructed auricle.

この症例は、すでに某大学病院において
小耳症のため耳介再建手術を受けたものの不幸な結果となり
永田小耳症形成外科クリニックでの再々建を希望して入院となった。

P1120044.jpg
Determine the proper anatomical location
  of the auricle with transparent film template.

耳介の正常な場所と大きさを決定するために
透明フイルムに印刷された本人サイズの設計図を用いる。

P1120045.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

再々建術の手術デザイン。

P1120046.jpg
Excised grafted costal cartilage frame [left].
Newly fabricated 3-dimensional costal cartilage frame [3-D frame].
Note the difference!
Paper template.

移植されていた肋軟骨フレームを摘出した。「左」
新たに作成した永田法の3次元肋軟骨フレーム。「右」
耳の紙型。

P1120047.jpg
Skin flaps formed,
Anterior skin flap of the lobure,
Posterior skin flap of the lobule
and Mastoid skin flap
as a subcutaneous pedile flap,
Upper auriculer skin flap.

P1120048.jpg
3-D frame is grafted
  under the skin flaps
    and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを
 皮弁の下に移植しなおして再々建した耳介。

P1120049.jpg
At the end of the 1st-stage operation
with Bolster fixation sutures.

肋軟骨移植術の最後にボルスター縫合固定を行って手術終了。
1月9日 午後2時より、当院外来待合室で、第1回小耳症説明会を開催しました。
初めての試みであり、どうなることかと思いましたが、無事終了することができました。
遠くからおいでいただいた方々、本当にお疲れ様でした。長時間、ありがとうございました。

まず、院長から小耳症について、たくさんの映像を見ていただきながらの説明。
事務のナガタより「手術日までに毎日の生活で気を付けてほしいこと」
師長より「入院生活の様子」等々話をさせていただき、
その後希望者のみ診察。
診察の待ち時間に入院中のお母さんにも参加してもらい、お疲れ様のジュースを飲みながら懇談。
そのほかの質問にもお答えさせていただきました。

とりあえず、終わったぞの感慨もそこそこに、
次の2月6日、第2回小耳症説明会に向けて、今反省をしているところです。
何かお気づきの点、あればナガタまでお知らせください。

院長も、師長も、初めてのことで、やや緊張気味に思われたのですが、
何回か経験すれば、もう少し、余裕をもってお話しできるかもと思います。

とりあえず、この1年を目標に、毎月の小耳症説明会を開催できるよう、やっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。



手術日までに、毎日の生活の中で気を付けたいこと
生活
ここにはたくさんの小耳症の患者さんたちが来られます。
生まれて間もないお子さんが小耳症だと知ったときは、ご両親、ご家族ともさぞやいろいろとご心配されただろうと思います。
ただ、入院してきた子供たちを見ていると、どの子も元気で、のびのびと育っています。お喋りで、うるさいくらいの子もいるし、絵が好きで熱心に絵を描いている子もいる。もちろん内気な子も、泣き虫もいます。
野球やサッカー、ピアノを楽しむこともできる。出来ないこともありますが、できることのほうが、ずっと多い。
10歳になって、胸囲が60センチを超えたら小耳症の手術ができるようになる訳ですが、入院に当たって気を付けてほしいのは、普通に生活をし、よい時は褒め、悪い時は叱ってあげてください。
小耳症だからと言って、甘やかさないようにしてください。

食事の重要性
日本食は、軟骨にとっても最高の食事。
海外で何度も手術を経験したことがあり、また当クリニックでも外国の患者さんを手術している永田院長は、日本の子供たちと外国の子供たちの軟骨をよく知っています。欧米の肉食の子供たちの軟骨は、おおむねスカスカで折れやすいです。欧米で育った日本人も同様です。
日本の子供たちの軟骨は、ち密で、柔らかく、加工がしやすい。
これは主に食事が原因ではないかと考えています。
日本食で、何でもまんべんなく食べる。海藻、豆類、根菜類を食べる。野菜も食べる。肉も魚も食べる。日本のそういう食生活が良いのではないかと思っています。
また胸囲が60センチを超えてから、というのが手術の目安になっていますが、太りすぎはいけません。あくまで骨の太さが必要なので、脂肪の多い皮膚は、胸の傷を大きくするだけです。

予防注射
手術の1か月前までには予防注射をすませておきましょう。
手術が無事終わった。痛みもなくなった。楽しく入院中のみなと遊んでいたら、突然、熱が出て…。
実は水疱瘡でした。これは実際にあったお話。もちろんそうなったら、もう誰とも遊べない。ひたすらベッドに釘づけです。
インフルエンザの予防注射も、入院の1か月前までに済ませておいてください。
予防注射のない病気もあります。うがい、手洗いは、小さい時から習慣にしておきましょう。







Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  8/January/2016
1st-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年1月8日
耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術


P1120034.jpg
Preoperative appearance
of lobule type microtia.

耳垂残存型小耳症の術前。

P1120035.jpg
Determine the proper anatomical location
  of the auricle with transparent film template.

透明フイルムに印刷した設計図を用いて耳買いの場所と大きさを設計する。

P1120036.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

肋軟骨移植術の手術デザイン。

P1120037.jpg
Fabricated 3-dimensional costal cartilage frame
   [3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

P1120038.jpg
4 skin flaps formed,
anterior skin flap of the lobule,
posterior skin flap of the lobule,
mastoid skin flap,
tragus skin flap.
All remnant ear cartilage removed.
Skin pocket created.

4枚の皮弁を形成した。
  耳垂前面皮弁、
  耳垂後面皮弁、
  乳突胴部皮弁、
  耳珠用皮弁。
全ての遺残耳介軟骨を摘出した。
皮下ポケットを作成した。

P1120039.jpg
3-D frame is grafted under the skin pocket
and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植した再建した耳介。

P1120040.jpg
At the end of the 1st-stage operation
   with Bolster fixation sutures.

ボルスター縫合固定を行って手術終了。

Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  7/January/2016
Ear projection operation for concha type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年1月7日
耳甲介型小耳症の耳立て手術


P1120028.jpg
6 months after the 1st-stage operation
for concha type microtia
and reconstructed auricle.
The outline for the 2nd-stage operation.

耳甲介型小耳症に対して半年前に肋軟骨移植術を行って再建した耳介。
耳立て手術のデザイン。

P1120029.jpg
Temporoparietal fascia flap
[TPF] is elevated.
Ultra-delicate split thickness scalp skin
   [UDSTS] is harvested.
Costal cartilage block
for ear projection is fabricated.

TPFを拳上した。
頭皮分層皮膚を採取した。
耳を支えて立てるための肋軟骨ブロックを作成した。

P1120030.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が立っている。

P1120031.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が立っている。

P1120033.jpg
The total suture line.

縫合線の全体像。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D. 5/January/2016
1st-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2016年1月5日
耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術


P1120021.jpg
Preoperative appearance
  of lobule type microtia.

耳垂残存型小耳症の術前。

P1120022.jpg
Determine the proper anatomical location
  of the auricle with transparent film template.

透明フイルムに印刷した本人サイズの設計図を
用いて耳介の正常な場所と大きさを決定する。

P1120023.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

肋軟骨移植術のデザイン。

P1120024.jpg
Fabricated 3-dimensional costal cartilage frame
   [3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと耳の紙型。

P1120025.jpg
4 skin flaps formed.
anterior skin flap of the lobule,
posterior skin flap of the lobule,
mastoid skin flap,
tragus skin flap.
All remnant ear cartilage removed.
Skin pocket created.

4枚の皮弁形成を行った。
  耳垂前面皮弁、
  耳垂後面皮弁、
  乳突洞部皮弁、
  耳珠用皮弁。
全ての遺残耳介軟骨を摘出した。
皮下ポケットを作成した。

P1120026.jpg
3-D frame is grafted
  under the skin pocket
   and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植して再建した耳介。

P1120027.jpg
At the end of the 1st-stage operation
  with Bolster fixation sutures.

ボルスター縫合固定を行って手術終了。