永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  27/November/2015
2nd-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2015年11月27日
耳垂残存型小耳症の耳立て手術


P1110917.jpg
6 months after the 1st-stage operation
for lobule type microtia
and reconstructed auricle.

耳垂残存型小耳症に対し、半年前に肋軟骨移植術を行って再建した耳介。

P1110919.jpg
The outline for the 2nd-stage operation.

耳立て手術のデザイン。

P1110920.jpg
The tempoloparietal fascia flap
   [TPF] is elevated.
Ultra-delicate split thickness scalp skin
    [UDSTS] is harvested.
Costal cartilage block
    for ear projection is fabricated.

TPFを拳上した。
頭皮分層皮膚を採取した。
耳を立てるための肋軟骨ブロックを作成した。

P1110922.jpg
The total suture line.

縫合線の全体像。

P1110923.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建された耳介が立っている。

P1110921.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建された耳介が立っている。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic surery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D. 26/November/2015
1st-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2015年11月26日
耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術


P1110908.jpg
Preoperative appearance
   of lobule type microtia.

耳垂残存型小耳症の術前。

P1110909.jpg
Determine the proper anatomical location
   with transparent film template.

透明フイルムを用いて耳介の正常な場所と大きさを決定する。

P1110910.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

肋軟骨移植術の手術デザイン。

P1110912.jpg
Fabricated 3-dimensional costal cartilage frame
   [3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

P1110913.jpg
Skin flaps formed,
anterior skin flap of the lobule,
posterior skin flap of the lobule,
mastoid skin flap,
tragus skin flap.
All remnant ear cartilage removed.
Skin pocket created.

皮弁を形成したすなわち、
  耳垂前面皮弁、
  耳垂後面皮弁、
  乳突洞部皮弁、
  耳珠用皮弁。
全ての遺残耳介軟骨を摘出した。
皮下ポケットを作成した。

P1110915.jpg
3-D frame is grafted
  under the skin pocket
   and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植して再建した耳介。

P1110916.jpg
At the end of the 1st-stage operation
   with Bolster sutures.

ボルスター縫合固定を行って手術終了。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  24/November/2015
2nd-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2015年11月24日
耳垂残存型小耳症の耳立て手術


P1110900.jpg
6 months after the 1st-stage operation
for lobule type microtia
and reconstructed auricle .

耳垂残存型小耳症に対して半年前に
肋軟骨移植術を行って再建した耳介。

P1110901.jpg
The outline for the 2nd-stage operation.

耳立て手術のデザイン。

P1110902.jpg
The temporoparietal fascia flap
   [TPF] is elevated.
Ultra-delicate split thickness scalp skin
    [UDSTS] is harvested.
Costal cartilage block
   for ear projection is fabricated.

TPFを拳上した。
頭皮分層皮膚を採取した。
耳を立てるための肋軟骨ブロックを作成した。

P1110903.jpg
The total suture line.

縫合線の全体像。

P1110905.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建された耳介が立っている。

P1110904.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建した耳介が立っている。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  20/November/2015
1st-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田悟 2015年11月20日
耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術


P1110891.jpg
Preoperative appearance
  of lobule type microtia.

耳垂残存型小耳症の術前。

P1110892.jpg
Determine the normal anatomical location
   with transparent film template.

透明フイルムを用いて耳介の正常な場所と大きさを決定する。

P1110893.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

肋軟骨移植術の手術デザイン。

P1110895.jpg
Fabricated 3-dimensional costal cartilage frame
    [3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

P1110896.jpg
4 skin flaps formed,
anterior skin flap of the lobule,
posterior skin flap of the lobule,
mastoid skin flap,
tragus skin flap.
All remnant ear cartilage removed.
Skin pocket created.

皮弁形成を行った。
  耳垂前面皮弁、
  耳垂後面皮弁、
  乳突洞部皮弁、
  耳珠用皮弁。
全ての遺残耳介軟骨を摘出した。
皮下ポケットを作成した。

P1110898.jpg
3-D frame is grafted
under the skin pocket
and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植して再建した耳介。

P1110899.jpg
At the end of the 1st-stage operation
    with Bolster fixation sutures.

ボルスター縫合固定を行って手術終了。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.   19/November/2015
2nd-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2015年11月19日
耳垂残存型小耳症の耳立て手術


P1110885.jpg
6 months after the 1st-stage operation
for lobule type microtia.

半年前に耳垂残存型小耳症に肋軟骨移植術を行って再建した耳介。

P1110886.jpg
The outline for the 2nd-stage operation.

耳立て手術のデザイン。

P1110887.jpg
The temporoparietal fascia flap
   [TPF] is elevated.
Ultra-delicate split thickness scalp skin
 [UDSTS] is harvested.
Costal cartilage block
  for ear projection is fabricated.

TPFを拳上した。
頭皮分層皮膚を採取した。
耳を後ろから支えて立たせるための肋軟骨ブロックを作成した。

P1110888.jpg
The total suture line.

縫合線の全体像。

P1110890.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建された耳介が立っている。

P1110889.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建された耳介が立っている。
小耳症手術は、肋軟骨移植を伴う特殊な手術です。

術後5年、10年と経過していくうちに、

再建された耳介が委縮変形をしてしまっては、元も子もありません。


第1回目の肋軟骨移植術が終了し半年を経過した耳介挙上の前においては、

再建耳介の全周囲からの体液で栄養されて移植肋軟骨細胞は生きています。

しかしながら、

耳介挙上の手術操作により、側頭部から耳介後方が分離されると、その直後から

耳介前方から流れ込むのみの体液の血行に頼る事になり、

移植肋軟骨周囲を取り巻く体液循環血行が減少したままとなってしまいます。


従来法であるタンザー法やブレント法は

分離した耳介後面に植皮を行うのみであったため、

耳が正常な角度に建てられないだけに留まらず、

植皮部が術後収縮し、その張力の影響が再建耳介耳の表にまで影響を及ぼして

耳介の輪郭にも悪影響を及ぼします。

そのためさらに血行が減少してしまうので

移植した肋軟骨細胞を生かし続ける事ができなくなり

5年10年と経過するうちに

次第に移植肋軟骨が吸収されてしまう運命となってしまうのです。


以前に他院で、タンザー法による手術を行われたものの

移植肋軟骨の吸収により委縮変形を起こして不幸な結果となり

当院で再々建手術を行った症例の術前状態

「永田小耳症形成外科クリニックのホームページ参照」を見ると

移植肋軟骨吸収がいかに深刻な事かが良く理解できます。


では、移植肋軟骨が吸収を起こさず、尚且つ

再建耳介が正常な角度に建てられるためにはどのような手術を行ったらよいのでしょうか?

側頭部より耳介後方分離を行い、

耳介と側頭部の間に耳を立てるための支えとして

厚さ14ミリの半月状の肋軟骨を新たに作成し

耳の後方に移植して耳を正常な30度の角度に建てた後

肋軟骨細胞を生かすために、側頭部から挙上したTPF

すなわち、「浅側頭動静脈を含む血行が最も豊富な膜」で移植肋軟骨のみならず耳介後面全体を被覆します。

この方法では、術後の皮膚移植部の収縮を起こさないという特性を持っています。

結果として、再建耳介後方から体液循環血行を格段に増強することができるので

再建耳介は、移植肋軟骨の吸収が起きなくなります。


この方法と原理理論は、1992年から1993年にかけてアメリカ形成外科学会誌に

5論文を投稿し、永田法として掲載されました「永田小耳症クリニックのホームページの参考論文参照」。

それ以来、永田法は次第に世界中に広まり、

アメリカ形成外科学会が発行した形成外科の教科書にもなっています。

毎年秋に行われるアメリカ形成外科学会において筆者は本年も

小耳症のインストラショナルコースを行って小耳症治療の指導も行ってきました。


ただし、手術手技そのものは非常に困難を極めるため

、形成外科医にとっては、長期の修練経験を要する分野となっています。


第1回目の3次元肋軟骨移植術を、せっかく永田法に準じて行ったものの

第2回目の耳立て手術において手術法が困難で、長時間かかりすぎるからと言って

安易にTPFを使用しない簡略化した術式に変更すると、

その結果

再建された耳介は、術後1年ほどは、その形態を保っていても

10年後には移植肋軟骨が吸収による融解を引き起こし

再建耳介に委縮変形を生じた患者さんにとっては、

深刻な状態に陥ってしまう事となります。


困難でも、血行の良好な耳介形成のために修練を続けることが

形成外科医の使命と考えています。





















Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  13/November/2015
2nd-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2015年11月13日
耳垂残存型小耳症の耳立て手術


P1110871.jpg
11 months after the 1st-stage operation
for lobule type microtia
and reconstructed auricle.

耳垂残存型小耳症に対して肋軟骨移植術を行って再建した耳介。

P1110872.jpg
The outline for the 2nd-stage operation.

耳立て手術のデザイン。

P1110874.jpg
The temporoparietal fascia flap
   [TPF] is elevated.
Ultra-delicate split thickness scalp skin
    [UDSTS] is harvested.
Costal cartilage block
  for ear projection is fabricated.

TPFを拳上した。
頭皮分層皮膚を採取した。
耳を立てるための肋軟骨ブロックを作成した。

P1110875.jpg
The total suture line.

縫合線の全体像。

P1110877.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建された耳介が立っている。
P1110878.jpg
The reconstructed auricle is projected.

再建された耳介が立っている。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  12/November/2015
1st-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2015年11月12日
耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術


P1110863.jpg
Preoperative appearance of lobule type microtia.

耳垂残存型小耳症の術前。

P1110864.jpg
Determine the proper anatomical location
   with transparent film template.

透明フイルムを用いて耳介の
 正常な場所と大きさを決定する。

P1110865.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

肋軟骨移植術のデザイン。

P1110866.jpg
Fabricated 3-dimensional costal cartilage frame
   [3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

P1110868.jpg
4 skin flaps formed,
anterior skin flap of the lobule,
posterior skin flap of the lobule,
mastoid skin flap,
tragus skin flap.
All remnant ear cartilage removed.
Skin pocket created.

4枚の皮弁形成を行って
全ての遺残耳介軟骨を摘出後、
皮下ポケットを作成した。

P1110869.jpg
3-D frame is grafted
  under the skin pocket
    and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植して再建した耳介。

P1110870.jpg
At the end of the 1st-stage operation
   with Bolster fixation sutures.

ボルスター縫合固定を行って手術終了。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  10/November/2015
1st-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2015年11月10日
耳垂残存型小耳症の肋軟骨移植術


P1110855.jpg
Preoperative appearance
   of lobule type microtia.

耳垂残存型小耳症の術前。

P1110856.jpg
Determine the proper anatomical location
   with transparent film template.

透明フイルムを用いて耳介の正常な場所と大きさを決定する。

P1110857.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

肋軟骨移植術の手術デザイン。

P1110858.jpg
Fabricated 3 dimensional costal cartilage frame
   [3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

P1110859.jpg
4 skin flaps formed,
anterior skin flap of the lobule,
posterior skin flap of the lobule,
mastoid skin flap,
tragus skin flap.
All remnant ear cartilage removed.
Skin pocket created.

4枚の皮弁形成を行った。
  耳垂前面皮弁、
  耳垂後面皮弁、
  乳突洞部皮弁、
  耳珠用皮弁、
全ての遺残耳介軟骨を摘出した。
皮下ポケットを作成した。

P1110860.jpg
3-D frame is grafted
under the skin pocket
and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨を皮下ポケットへ移植して再建した耳介。

P1110862.jpg
At the end of the 1st-stage operation
   with Bolster fixation sutures.

ボルスター縫合固定を行って手術終了。
Nagata Microtia and Reconstructive Plastic Surgery Clinic
Satoru Nagata, M.D., Ph.D.  6/November/2015
1st-stage operation for lobule type microtia

永田小耳症形成外科クリニック・永田 悟・2015年11月6日
耳垂残存型小耳症の耳立て手術


P1110847.jpg
Preoperative appearance
   of lobule type microtia.

耳垂残存型小耳症の術前。

P1110848.jpg
Determine the proper anatomical location
  of the auricle with transparent film template.

透明フイルムを用いて耳買いのあるべき場所や大きさを決定する。

P1110849.jpg
The outline for the 1st-stage operation.

肋軟骨移植術の手術デザイン。

P1110850.jpg
Fabricated 3-dimensional costal cartilage frame
   [3-D frame] and paper template.

作成した3次元肋軟骨フレームと紙型。

P1110851.jpg
4 skin flaps formed,
anterior skin flap of the lobule,
posterior skin flap of the lobule,
mastoid skin flap,
targus skin flap.
All remnant ear cartilage removed.
Skin pocket created.

4枚の皮弁形成を行った。
  耳垂前面皮弁、
  耳垂後面皮弁、
  乳突洞部皮弁、
  耳珠用皮弁。
全ての遺残耳介軟骨を摘出した。
皮下ポケットを作成した。

P1110852.jpg
3-D frame is grafted
  under the skin pocket
   and reconstructed auricle.

3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植して再建した耳介。

P1110854.jpg
At the end of the 1st-stage operation
  with Bolster fixation sutures.

ボルスター縫合固定を行って手術終了。