永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

本日は土曜日。

永田小耳症形成外科クリニックでは、午前午後とも外来日。

小耳症で入院していた患者さんが、無事退院となった。

その後、午前中は数名の小耳症患者さん達の診察を行った。

空いた時間を利用して入院中の小耳症患者さんたちの包帯交換を行った。


午後からも、数名の小耳症の患者さん達を診察した。

更に、小耳症新患の患者さんが2名来院されたので、

2時間ほどかけて、手術法の詳しい説明を行った。


夕方となり今週の仕事も終了。

睡魔に襲われて眠りについた。

気がつけば夜の8時、医局でひとり夕食をとり

夜9時を過ぎてこのブログを書いた。


毎日を小耳症治療に明け暮れて、

いつもあっという間に1週間が過ぎ去っていく。



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耳垂残存型小耳症術前。
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耳があるべき場所を赤で示す。
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手術デザインの完成。
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肋軟骨4本を採取し彫刻刃で削りパーツを6個作成し、
細いワイヤーで85箇所組み合わせて作成した3次元肋軟骨フレーム。
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耳介軟骨を摘出し、皮弁形成および皮下ポケットを作成した。
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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植したところ。
本日は水曜日。

午前中は入院していた小耳症の患者さんが無事退院となった。

その後明日小耳症手術予定の患者さんが入院となった。

午前中に、入院中の小耳症患者さん達の包帯交換を行った。


午後からは、外来の時間となった。

数名の小耳症患者さん達の診察を行った。

新患の患者さんが来院されたので、2時間ほどかけて手術法の説明を行った

気がつけば夕方4時近くとなっている。

と、そこにまた、小耳症で新患の患者さんが来院され

またまた2時間ほどかけて手術法の説明を行った。


明日は、小耳症の肋軟骨移植術が予定されている。
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耳垂残存型小耳症の術前の状態。
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耳があるべき場所を赤で示す。
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手術デザイン。
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肋軟骨を4本採取して作成した3次元肋軟骨ブロック。
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皮弁形成および皮下ポケットを作成した。
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3次元肋軟骨フレームを皮膚下ポケットに移植したところ。
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上と同じ部位をフラッシュを炊いて撮影したところ。
本日は月曜日、

入院していた小耳症患者さん2名が無事退院となった。

また、明日手術予定の小耳症患者さんが入院となった。

入院中の小耳症患者さん達の包帯交換を行った。


午後からは外来の時間。

数名の小耳症患者さん達を診察した。

さらに、近じか手術予定の小耳症患者さんたち4名の術前検査を行った。


まだまだ猛暑が続いている。
風呂場の工事といっしょに、トイレも直している。
工事が始まってからの何日かは、なんとか使用出来たのだが、
ある日帰ってみたら、便器が、なくなっていた。
次の日の朝、庭で、発見した。

夏の暑さのなかで、便器が庭にあるのは、誠に不思議なものだ。
ものはあるべきところにあってこそ、自然なものである。

面白いので、写真を撮って、院長に見せた。
「一句作ってみろ」という。

悲しいわ、庭の便器に雨溜まる。

駄作だ。

お風呂もまだ使えないので、毎日クリニックでシャワーを借りる。
クリニックの子供達と、順番の取りあいだ。

日曜日は洗面所で、シャンプーをして手足を洗う。
以前読んだ本に、
「留学中の外国で、
女の人でも毎朝裸になって、上半身をジャブジャブ洗う。
洗顔をする感覚で洗うらしい。
驚いた。」
と書いてあったので、試してみたが、
さすがに床がびしょびしょになったので、一度でやめた。

○先生に、
「こうやって身体を洗うんですよ」と上半身を洗うまねをしたら、
「気持ち悪い」と、
まるで私の入れ歯を見せられたような顔をされた。

ふん!

右足と左足を片方づつ洗面台に入れて洗うのは、
今はなんとかできるけど、
5年後にはわからんなあ。

今日も一日、暑さは続く。




あまりの暑さで、目が覚めた。
死ぬほど、暑い。
尋常じゃない。
リビングへ降りて、エアコンをいれる。
設定温度が30度でも、天国だ。

まだお風呂も、使えない。
まだ工事中だ。
汗をかいてもシャワーも使えないので、
今日は一日、リビングから外へ出ない事にしよう。

冷蔵庫に、食パンがないが、
外へ出かける勇気がないので、
朝食に水羊羹をたべた。
う~~ん、いまいち。

院長は毎日クリニックにこもっているので、
「ちょっと外へ出てみなさいよ」と言ったら、
タバコを持って玄関から出ていき、
何分もしないうちに帰ってきた。

時々、「おい、コーラが飲みたかろう」とか、
「タバコを買いにいきたかろう」と言ってくるから、
腹がたつ。
ほっておくと、さすがにタバコが切れるのは怖いらしく、
あいかわらず、白衣をきてかばんを持ち、買いに出かけていく。

先日、タバコを買って帰ってきて
「あー。暑くて死にそうだ」と言うので、
「命をかけてタバコ買いに行くんですか?」ときいたら、
「そうだ」という。
クリニックの前で倒れていても、絶対助けてやらない。

本日は土曜日。

永田小耳症形成外科クリニックでは小耳症外来日。

入院していた小耳症の患者さんが無事退院となった。

本日も猛暑の中

小耳症の患者さんが午前中に多く来院された。

診察を行った後、入院中の小耳症患者さんたちの包帯交換を行った。

午後からも、数名の小耳症患者さんが来院された。

時のたつのは早く、

気がつけば、あっという間に今週の仕事も終了となった。

「夏の扉」「青い珊瑚礁」と言えば

誰でもご存知の松田聖子。

芸能生活30周年記念を迎えている。


九州の久留米市から18歳の時に上京して今年で48歳になる松田聖子。

20代で〈ぶりっ子〉と言われていた松田聖子。

この30年の間、実にいろいろなことがあった。


「2009-2010・カウントダウン・ライブ・パーティ」のDVDを見た。

いや、観戦したと言うほうが正しい。


48歳になって[Eighteen]をミニスカートで歌っている。

まさに、ぶりっ子街道を突き進み、それが決まっている。

なんだか勇気が湧いてくるから不思議だ。


何よりも他人の真似ではない自分自身を貫く姿勢に感動する。

30年と言う歳月は、松田聖子のエンターテインメントに、ますます深みを加えている。


30年と一言で言っても、18歳から人生の最も重要な時期なのだから感慨深い。


偶然にも

私が小耳症再建術に取り組み始めてから30年になる。

思えば最初の10年は強烈だった。

その後、この20年の間、小耳症の講演のため世界中をかけめぐってきた。

招待された国々の順番など、わけがわからなくなるぐらいだ。

記憶をたどり始めると、きりがない。


しかし原点は、未来を切り開くため

後ろ髪を惹かれる思いで、九州の長崎と言う故郷を離れ

上京する時

心細さを打ち消すための覚悟を持ったあの思い出だ。


その時の強烈な自分の信念は、揺らぐことなど全く無かったから

今振り返れば、それ自体が不思議だ。

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耳垂残存型小耳症に対して半年前に肋軟骨移植術を行って再建していた耳。
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耳立て手術のデザイン
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頭から血管膜を起こした。
耳を後ろから支えて立てるための肋軟骨ブロックを作成した。
頭からあらかじめ薄い皮膚を採取した。
耳珠の後方を深く形成した。
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耳が立っている。
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耳が立っている。
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耳珠が明瞭となった。
縫合線全体。
耳の腫れは入院中に引く。
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耳垂残存型小耳症に対して半年前に肋軟骨移植術を行って再建した耳。
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耳立て手術のデザインを示す。
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耳を後ろから支えて立てるための肋軟骨ブロックを作成した。
耳の後ろから生きた組織でカバーして移植肋軟骨ブロックを生かすためと
耳の後ろから血行を補強するために頭から血管膜を起こした。
頭からあらかじめ薄い皮膚を採取した。
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手術直後、耳が立っている。
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耳が立っている。
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手術終了時の全体像。
耳の腫れは入院中に引く。
本日午前中は、入院していた小耳症患者さんが無事退院となった。

その後、病室に入院中の小耳症患者さん達の包帯交換を行った。

抜糸に時間を要した。

その間に明日小耳症手術予定の患者さんが入院となった。


午後からは、外来の時間。

来週小耳症手術予定の患者さん達の術前検査を行った。

数名の小耳症患者さん達を診察した。


また、初診の小耳症患者さんが来院されたので

2時間ほどかけて手術法の詳しい説明を行った。



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耳垂残存型小耳症に対して半年前に肋軟骨移植術を行っていた症例。
本日耳立て手術の日を迎えた。
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耳立て手術のデザインを示す。
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頭からあらかじめ薄い皮膚を採取した。
耳の後ろから耳を支えて立てるための肋軟骨ブロックを作成した。
それを耳の後ろから生きた結構の良い組織でカバーするために
頭から血管幕を起こした。
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手術終了時、耳が立っている。
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手術終了の縫合線を示す。
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耳を前から見たところ、耳が立っていることがわかる。
耳の腫れは入院中に引く。

7月も明日いよいよ20日となる。

夏休みシーズン突入だ。


海水浴シーズンを迎えて、不慮の事故で死亡する人が毎年ニュースとなる。

帰省に絡んだ高速道路での死亡事故も毎年ニュースとなる。

夏は熱中症にも気をつけなければならない。


せっかくの夏休み

いろいろ豊富な経験が、人を大きくするきっかけとなるのだが

死亡するような事になれば、元も子もなくなってしまう。


楽しい夏休みを、十分に余裕あるスケジュールで、

なおかつ思いっきり夏でなければ経験できない事を満喫してほしい。


余裕あるスケジュールこそ事故を最小限にできる。


小耳症で、全国から当院へ診察を計画されている方も

是非とも余裕のあるスケジュールでいらしてください。


もう7月も18日となった。

ついに梅雨明けで、関東地方は真夏の様相を呈してきた。


気がつけば、民主党の敗北で、また「衆参ねじれ国会」となる。

日本は膨大な赤字を抱え、毎年の利子の支払いだけでも12兆円を超えているのに、

法案が何も通過しない事態となる。


政党間の派閥争いばかりでは国民生活を守れなくなる。

政党間の派閥を超えた法案ごとの前向きな真の論議を期待している。

本日は土曜日。

永田小耳症形成外科クリニックでは、外来日なので

小耳症の患者さんの外来診察を行った。

小耳症で入院していた患者さんが無事退院となった。

また、その合間を縫って入院中の小耳症患者さんたちの包帯交換を行った。

夕方まで、小耳症外来患者さんの診察が続いた。


さて、関東地方では、ようやく梅雨明けとなった。が

日本中では、まだまだ梅雨が続いている地方が多い。

以前の梅雨と違って最近は集中豪雨となっている。


まるで熱帯地方のスコールだ。

しとしと振るというイメージの梅雨とは かけ離れている。

もはや梅雨という言葉は匹敵しない。

むしろ猛雨と命名したほうが良いほどだ。


それに伴い各地で甚大な被害が起きている。

特に山の崖下に被害が集中している。

また、都会の排水の悪い所にも被害が集中している。


これらの地域の中には、毎年同じ洪水がおき続けている地域も多い。

国の公共事業は、このような所の治水対策工事こそ早急に行わなければならない。


梅雨が猛雨に変わってしまったのだから。
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耳垂残存型小耳症術前。
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耳が散在すべき場所を赤で示す。
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手術デザインの完成。
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作成した皮弁および皮下ポケット。
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胸から採取した4本の肋軟骨をワイヤーで組み合わせ
彫刻して作成した3次元肋軟骨フレーム。
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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植して耳を再建した。
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半年前に肋軟骨移植術を行っていた耳垂残存型小耳症。
本日は耳立て手術の日となった。
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耳立て手術のデザイン。
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頭から血管膜を起こした。
耳の後ろに支えて耳を立てるための肋軟骨ブロックを作成した。
頭から薄い皮膚を採取した。
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耳が立っている。
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耳が立っている。
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手術終了時。
耳の腫れは入院中に引く。
ギリシャは国家財政破綻により

社会保障費を削減せざるを得ない状況に陥った。


日本も先進国中最も借金が膨らんでいる。

このままでは、借金が膨らんでいく一方なので

数年以内にギリシャと同様な事態になる危険性が濃厚となっている。


そうなると、具体的には最悪の場合は年金停止。

医療費の病院への支払い停止により医療費は全額自費。

教師への給与支払停止による教育荒廃。

公務員への給与支払停止による公的機関の崩壊。

などなどと、恐怖の事態に陥る。


経済のグローバル化が進んだ現在

消費税の増税なしに日本だけが、のほほんとしていて本当に成り立つのだろうか?


日本国民は、「消費税アップ」と発言した政党へは投票しないと言う事で済まされるのだろうか?

国家財政破綻は、国民全体の責任でもあるということだ。


日本国家は国民に現在の真実の経済状況を詳しく報告しなければならない。





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耳垂残存型小耳症術前。
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耳があるべき場所を赤で示す。
耳たぶが下で斜めに前傾して存在している。
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手術のデザインを示す。
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肋軟骨を4本採取して彫刻しワイヤーで組み合わせて作成した3次元肋軟骨フレーム。
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皮弁形成および皮下ポケットを作成した。
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3次元肋軟骨フレームを移植したところ。
この夏、めったやたらと家にアリが上がってきて、大変。
もしかしたら白アリでは?

怖ろしいので、業者に来てもらい、床下にもぐりこんでもらったら、
白アリはいなかったけれど、
風呂場の床下に、水が溜まっていた。

風呂桶が、だめになっている。

ぐぇ~~~!

というわけで、今日は工事の一日目。
壁一枚向こうのお風呂場で、
ドドドドド・・・
ガガガガ・・・
と脳天に響く音。

御近所にも迷惑なので、いい訳しながらの御挨拶。
久しぶりに御近所さんと立ち話。
そういえば、何年か前は、いつもこうやって立ち話の噂話。
なんだか懐かしい。

聞いてみたら御近所のあるお宅ではもう3年前に風呂場とトイレをやり直したとか。
皆同じ頃に越してきたので、
誰かが家の外壁を塗り替えれば、
そろそろうちもと、順繰りに壁を塗り替えたものだ。

数えてみれば、ここへきてから23年は経つだろう。
早いものだが、鏡のなかをじっと見ると納得だ。
おばさんになったなあ。

そう言えば院長も、最近「日本年金機構」から通知が来た。

「この間書いて出したばっかりなのに、なんでまた同じことを聞いてくるんだ」と
怒っていたが、
前のは
「年金定期便」で私にも息子達にもきたけれど、
今度のは
「60歳になったら年金を請求するための書類」だから、
院長にしか来ない。
つまり、院長は年金を受け取れる年齢になったと言うことだ。

まるで
「おい、あんたはもう60歳だよ。わかっとるね」
と、
緑の封筒で、
「60歳!60歳!」とほっぺた叩かれているような気がする。

私はまだ少し先だけれど院長の2年後だからね。
結構がっくりするものです。

やっぱり、
ぐぇ~~~!
と言う気分になりました。

本日は小耳症の患者さんが無事退院となった。

その後、明日手術予定の小耳症の患者さんが入院となった。

午前中に入院中の小耳症患者さん達の包帯交換を行った。

抜糸の患者さんが多かったので2時間を要した。


午後からは外来の時間となった。

来週手術予定の小耳症患者さん3名の術前検査を行った。

また数名の小耳症の患者さんを診察した。

小耳症で新患の患者さんが来院されたので

手術法の解説を約2時間かけて説明した。

気がつけば7月11日となった。

小耳症治療に取り組み始めてから、約30年の歳月が経過しようとしている。

一口に30年といっても、

振り返ると、Tanzer法やBrent法では

いろいろ不可能だった耳介の細部構造再建のすべてを可能にし続けた長い歳月とも取れるし

あっという間の30年のようにも感じる。


特に私の小耳症手術法がアメリカ形成外科学会誌の巻頭論文となって以来

これまで数え切れない国々からの形成外科学会や国際形成外科学会や大学からの依頼を受け

世界中を駆け巡り、教育用デモンストレーション手術や講演を行い続けてきた。

その間においても常に細かな進歩を継続し続けて

ようやく現在では

世界の形成外科医が永田[Nagata]法と言って認識し

欧米各国をはじめ世界中に広まってきた。が、


むしろ私の足元である日本の方が、いまだ遅れている。

一度大学病院などで手術を受けたものの

いまだに、再々建手術を求めて

永田小耳症形成外科クリニックへ来院される患者さんが多い事実が

その事を物語っている。


各種手術の中で、再建という分野は、創造という最も人間にしかできない高度な分野である。

体表再建の各種再建手術の中で

耳介再建術は、そもそも正常な耳介形態そのものが体表器官の中で最も複雑な形態ゆえに

最も困難な手術とされている。


この30年を耳介再建術の進歩一筋に歩んで来て

2000耳介を超える耳介再建の経験を積み重ね

ようやく各種の小耳症のみでなく

従来法では不可能だった無耳症さらにローヘアーラインを伴う症例においても

正確な形態の耳介再建を可能とした。


永田法は、前述したすべての耳介再建術を学問体系化でき、

されに、それらすべての進歩した手術法を応用し、

あらゆる耳介再建手術後の再々建手術をも可能としている。


長いようで短かった30年でもある。
本日は土曜日。

永田小耳症形成外科クリニックでは土曜日は、午前も午後も外来日。

久々に晴れた日となった。

朝から数名の小耳症の患者さん達を診察した。

その後入院中の小耳症患者さんたちの包帯交換を行った。

包帯交換終了後、またまた小耳症の患者さん達を外来で診察した。

午後からも数名の小耳症患者さん達を診察した。

夕方4時に外来が終了し今週の仕事が終了となった。


このブログを書き始めたころは、コンピューターのキーボードすらたたけなかったので

一行書くのに下手すると10分かかっていた。

が、不思議なことに

毎日書き込んでいくうちに今では

無意識にキーボードを打ち込めるようになってきた。


ただし今でも打ち込む時は、両人差し指を使っているだけだ。

それでも、ブログを自由にかけるようになったのだから

たいした進歩であると、自我自賛。


なんでも継続が必要だと、いまさらながら思っている。







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出生後に耳介外側欠損となった症例の術前。
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耳上を反転したところ。
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耳を前から見たところ。耳外側中央部が欠損している。
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手術のデザインを耳の後ろから示す。
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手術のデザイン。
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肋軟骨を採取し彫刻して作成した肋軟骨フレーム。
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皮弁形成した状態と、肋軟骨フレーム。
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側頭部の皮弁を剥離した。
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肋軟骨フレームを皮弁の下に移植したところ。
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皮弁を縫合した状態。


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小耳甲介型小耳症の術前。
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耳があるべき場所を赤で示す。
耳たぶが、高い位置に存在している。
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手術デザインの完成。
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4本の肋軟骨を採取して作成した3次元肋軟骨フレーム。
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皮弁および皮下ポケットを作成した。
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3次元肋軟骨フレームを移植した。
本日は小耳症患者さんが無事退院となった。

その後明日手術予定の小耳症の患者さんが入院となった。

午前中に、入院中の小耳症患者さんたちの包帯交換を行った。

また、海外の形成外科医師達から当院へ手術見学申し込み依頼メールに返答を出した。


午後からは数名の小耳症患者さん達の外来診察を行った。

明日は小耳症の肋軟骨移植術が予定されている。

通常の水曜日だった。が、

本日は7月7日の七夕だ。
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小耳症の術前。
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耳が存在すべき場所を赤で示す。
耳が存在すべき場所の上半分近くまで髪の毛が生えているローヘアーラインの症例。
髪の毛が生えない耳を作るためには、永田法の手術を行う。
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手術デザインを示す。
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作成した3次元肋軟骨フレーム。
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頭から採取した薄い皮膚〈左上〉。
耳が存在すべき場所の毛根を切除した〈左下〉。これで髪の毛が生えなくなる。
頭から血管膜を起こした。
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3次元肋軟骨フレームを移植し、耳の下半分は皮弁でカバーした。
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耳の上半分は血管膜でカバーした。
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血管膜の上にあらかじめ頭から採取しておいた薄い皮膚を移植した。
本日は、小耳症の患者さんが無事1名退院となった。

その後、明日手術予定の患者さんが入院となった。

午前中に入院中の小耳症患者さんたちの包帯交換を行った。


午後からは小耳症外来の時間。

来週手術予定の小耳症患者さんたち3名の全麻用術前検査を行った。

その後、小耳症新患の患者さんが来院され

2時間ほどかけて手術の詳しい説明解説を行った。

その後数名の小耳症外来患者さんの診察を行った。

夕方になり大雨が降って来た。
専門ナース制度を導入しようと言う事が論議されている。

つまり、看護士が「麻酔の維持管理」や「皮膚表面の縫合」などをも行えるように

専門看護制度を新たに創設しようということである。


私は、これまでヨーローッパや北米などの形成外科学会や大学からの依頼により

「教育目的の小耳症のデモンストレーション手術」を数多く行ってきた。

この経験において、日本とは異なり、専門ナースが実際に

全身麻酔の維持管理や皮膚表面の縫合を行っているのを実際に見てきた。

日本とは全く異なる高度技術を持つ看護士の存在があった。


このような制度を導入しようと日本で論議され始めているが

本当に可能とするためには何が問題となるのだろうか?


全身麻酔の維持管理は、患者さんの生死にかかわることであり

皮膚の縫合が、うなく行えなければ手術そのものの出来栄えに大きな影響をもたらす。

つまり通常の看護よりはるかに責任重大な問題を含んでいる。

失敗すれば裁判になる。


責任が重大になれば結果に対する責任を重く負わされることになる。

しかし、現在の日本の状況のままでは、

看護士の誰も現在よりもさらに責任重大な仕事をやりたがらないのが実情だ。

たとえば日本における助産婦制度の資格をとっても

通常の看護士の給与に雀の涙ほどのアップしかないのが実情だ。

きつくて重い責任を負わなければならない仕事を給与のアップなしに誰もやろうとはしない。


欧米における専門看護士は、通常の看護士よりも給与が2倍ほどに跳ね上がる。

だから、努力して責任の重い仕事ができるような努力を惜しまない。

このような制度を導入するには、医療費全体を現在の2倍に高くする必要がある。


医師においても看護士においても

専門性が高ければ高いほど、欧米においては医療費が格段に高く設定されている。


小耳症手術を例に取ると、

フランスでは日本の5倍の医療費、アメリカでは日本の15倍の医療費がかかる。

そのような制度で初めて専門看護士に高い給与を払う事が可能となっている。


アメリカでは大腿骨骨折で1ヶ月入院すると1000万円かかる。


その財源はどこから来るのだろうか?

アメリカではGDPの15パーセントを医療費につぎ込んでいる。しかし

アメリカでは、お金のない人は20パーセントも病院にかかる事すらできない。

フランスでは、消費税が20パーセントである。


アメリカで救急車を呼ぶと利用者は8万円も払わなければならない。

日本では無料なので、3分の2は救急車を呼ぶ必要がなかった人たちが乱用している。


日本ではGDPの8パーセントしか医療費に回していない。

欧米に比べ財源が圧倒的に少なく、医療費が圧倒的に安い日本において

同じシステムを取り入れようと言うことは

明らかに、博愛に満ちた犠牲的精神だけでつらい仕事を医療従事者に負わせる事にほかならない。

ドライな現代の看護士がこんなことを積極的に行うはずがない。


現代の医師においても、同じことが言える。

そもそも、日本の医師は労働基準法をはるかに超えた労働時間を強いられている。

医師が労働基準法のとおり看護士と同様の時間内に働ける事を可能にするためには

現在の医師数を3倍に増加する必要がある。


すると、医療費を3倍以上にアップしなければならなくなる。

更に教育や養成の費用を捻出するためには5倍の医療費が当然必要となる。


外科系の医師数が減少の一途をたどっているのが実情の日本医療は

すでに崩壊している。

後継者を育てるための医療費などが全く得られないからでもある。

また、日本の通常の病院では、医療費を払わない患者数が平均10パーセントほどいる。

だからといっても病院は税金を全額支払わなければならない。

支払ってもらっていないからその分税金を安くしてくれるように頼んでも

税務署は、徴収努力が足りないからだと突っぱねる。


さらに、病院は物品購入に対して消費税を支払っているのに、

その分の控除すらない。


ホテルを建設するよりも設置基準がはるかに厳しい病院なので、

病院のほうがホテルよりも高い設置費用がかかる。

ホテルよりも病院のほうがはるかに専門職数が多いので人件費がはるかにかさむ。

なのに、日本では病院入院費のほうがホテル宿泊費より安く国によって設定されている。


大学病院で、小耳症手術を受けたものの不幸な結果となり

クリニックで困難なやり直しをしているのにもかかわらず

クリニックのほうが入院費用が大学病院よりも安く設定されている。


アメリカでは、病院入院費用がホテル代に比べてはるかに高いので

患者さんはどんなに重症の手術を受けても4日ほどで退院して

傷が治るまでの期間ホテルから病院の外来へ通院するのが常識となっている。



現在の日本は低負担で中福祉・中程度医療を医療従事者の犠牲の元で

ようやく保っているが、それもまさに崩壊の危機となっている。


介護士の給料が少なすぎるので、誰も介護士になりたがらない、からといって

介護料を引き上げた。が、まだまだ安すぎると言う。

もし介護士の給料を看護士より高く設定したら、誰も看護士にはならないだろう。


高度医療や、高度福祉を求めるのであれば高負担が必要となる。

少なくとも消費税は20パーセント必要だ。


ちなみに、世界の中で国民が最も幸福感が高い国は、デンマークである。

そのデンマークでは、

消費税が25パーセントで、所得税が37パーセント、年金税が8パーセントとなっている。

だから、教育費や医療費は無料なのだ。