永田小耳症形成外科クリニックと愉快な仲間たち

愉快な仲間たちの秘密の会話

太平洋高気圧の勢いが無く

いつまでも、雨が降り続いている。

水害も多くなっているばかりか、竜巻災害まで出ている。

明日は8月と言うのに、まだ梅雨が続いているようだ。

気温も高くならないことが多い。


このままでは、

日照不足となり農作物が、まともに育たなくなる。

ペルー沖の海面温度が高いと言うエルニーニョ現象のせいだと言う。


そもそも、国民の食料自給率が低い日本。

以前、米の不作で、タイ米を緊急輸入したことがあった。

しかし、現在では以前のように、タイから米を輸出してくれないかもしれない。


経済不況の上に、農産物不作と言うことまで重なれば

国民は、大変な苦労となる。


恐れていた温暖化のせいなのかもしれない。
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ローヘアーラインの小耳症に対して耳再建術を行ったが
MRSAと言う特殊な細菌のために
耳下半分の移植肋軟骨部分が化膿したために摘出してようやく傷が治った症例。
アトピー性皮膚炎が激しかったが、今回は、それが改善している。
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耳があるべき場所を赤で示す。
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デザインの完成。
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作成した耳の下半分の3次元肋軟骨フレーム。
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3次元肋軟骨フレーム。
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浅側頭動静脈の血管膜を起こしたところ。
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頬部の皮弁を示す。
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3次元肋軟骨を移植したところ。
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移植肋軟骨を生きた血管膜でカバーして生かす。
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血管膜でカバーしたところ。
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頭から薄い皮膚を採取した。
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その皮膚を、血管膜の上に移植。
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フラッシュをたいて撮影したところ。

困難な手術だった。

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本日の耳垂残存型小耳症術前。
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耳があるべき場所を赤で示す。
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手術デザインの完成。
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肋軟骨を4本採取して作成してそれらを彫刻し組み合わせて
作成した肋軟骨フレーム。
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皮弁形成および皮下ポケット作成した状態。
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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植し、皮弁を縫合したところ。
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同じ状態を、フラッシュをたいて撮影したところ。
医療崩壊がどんどん進んでいる。

毎年毎年、医療費の削減を行った結果

この10年で、救急医療施設だけで1割も減少した。

医師不足は顕著になっている。

病院数も減少している。

救急車の たらいまわし問題は、ますます深刻となっている。


崩壊した医療を再生するのは、

気が遠くなるような時間がかかる。

一人前の医師の養成には、気が遠くなるほどの長時間を要するからだ。


とくに、世界の最先端のすぐれた医師数が、多くなれば、

時間の差こそあれ しだいに一般の病院の医療レベルが高くなるが、

医療崩壊を起こしている状態では

優れた医師も育たなくなっている。


このつけは、後々まで、国民に災難として ふりかかってくる。


医療を立て直すには、長期の見通しを持った政策が必要だ。

医療再生は待ったなしで着手すべき問題だ。


今度の選挙では、良く考えた投票を行う必要がある。




本日午前中は、

小耳症患者さんが1名無事退院となった。

変わりに

明日の小耳症手術予定の患者さんが入院となった。

その後

入院中の患者さん達の包帯交換を行った。

包帯交換が終了し、

飛び込みで指の切創の患者さんが来られて

縫合を行った。


午後からは、外来。

経過観察中の小耳症患者さん達の診察を行った。


また、中国地方のある大学病院で手術を受けたものの

不幸な結果となってしまった小耳症患者さんが初診で来院された。

2時間近く、説明時間を要した。


その後も数名の小耳症患者さんを診察。

ようやく外来が終了した。


明日は小耳症肋軟骨移植術予定となっている。



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本日の小耳症術前。副耳も存在している。耳たぶが小さい。
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耳があるべき場所を赤で示す。
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手術デザインを示す。
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作成した3次元禄軟骨フレームを示す。
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皮弁形成および皮下ポケットの作成時。
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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植した。
本日午前中は、

小耳症で退院の患者さんが2名。

半年後の耳立て手術を

予約してお帰りとなった。


午前中、

小耳症入院患者さんたちの包帯交換を行った。

抜糸の患者さんたちが多く、時間を要した。


午後からは、

来週の小耳症手術予定患者さん達、3名の術前検査を行った。

その後、経過観察中の患者さんたちの診察を行った。


夕方になり、雨が降り始めた。

地球温暖化のせいか、

最近の日本国内の夏の雨は

熱帯地方のスコールのごとく、激しい雨となって

九州や中国地方など、各地に災害を引き起こすことが多くなっている。

これらの地方から来られている患者さんたちも多い。


くれぐれも、遠路はるばると言うことで、

夏休み中無理な計画を立てずに

安全第1で来院してください。
今年も夏休みがやってきた。
永田小耳症形成外科クリニックでの4回目の夏休みだ。
永田小耳症形成外科クリニックの夏休みは、
ずっと以前からの予約の方たちばかりで、
よって「10歳の肋軟骨移植術の手術」の子が、ずらりと並ぶ。

永田小耳症形成外科クリニックが小学校の寄宿舎になったかのようだ。

で、みんなぞろぞろと、徒党をくむようになる。
で、小競り合いを始めることもある。
要、注意だ。

以前だが、
しきりにナースコールが鳴った事がある。
行って見ると
「だれだれが何をした」と言いつけてくる。
あいては
「違う、悪いのはそっちだ」と言う。
たがいに言い分があるのだが、あたしには関係のないことだ。

「こんな事で私を呼ばないで!
幼稚園の子じゃないんだから自分達ででなんとかして!」
けんかのの仲裁を大人にさせようなんて、とんでもない。

「仲良く遊ばないといけないんだよ」と他の子が叫ぶ。
「違う!仲良くなんかしなくていいからおとなしくしていなさい!」と私は叫ぶ。

しばらくして・・・
部屋に行って見ると子供たちの動きが止まる。
クッション投げあって遊んでる。
けんかしてたんじゃないの?
こらあ、何してんの、やめなさい!
ごていねいに、クッションはサッカーボールの形をしてる。

しばらくして・・・
部屋に行って見るとまたっ
こんどは紙ひこーきを飛ばしてる。

だから仲良くするなと言ったでしょう!
さっきケンカをしてたのに、懲りないやつらだ。

こんな事の繰り返し。どうぞ無事に退院しておくれ。

そんな子たちでも手術が終わって何年かすると、
すっかり背が伸びて、顔も変わり、
私の事など無視してかかる。
でも、それが、楽しみな、夏休みである。







本日は夏休みとなり最初の土曜日。

外来には日本中から、小耳症の患者さんであふれた。

手術前の患者さんたちが、発育の検査に多く来院された。

出来るだけスピードアップを行い診察したつもりでも、

午前中は、カルテがたまる一方だった。

また、手術後の経過観察中の患者さんたちも多く来院された。

診察を続け、一息ついた後、

初診の小耳症患者さんへの説明には2時間近くかかった。

午後からも

初診の小耳症患者さんが遠路はるばる来院され、

またまた説明時間がかかった。

手術を予約されてお帰りになった。


その後、小耳症入院中の患者さんたちの包帯交換を2時間ほどかけて行った。

その後、種々の書類書きに追われ、気がつけば夕方となった。

今週も忙しい1週間だった。

早くも、7月も残り1週間を切っている。

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小耳症術前。頭に腫瘍が存在している。
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耳があるべき場所を赤で示す。
耳があるべき場所に髪の毛が生えている。
ローヘアーラインの症例。
髪の毛が生えない耳を作らなければならないので特殊な手術となる。
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手術のデザインの完成。
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作成した3次元肋軟骨フレーム。
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頭からあらかじめ薄い皮膚を採取した。
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耳の上方で、髪の毛の生えている毛根部分を切除したところ。
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頭から血管膜を起こしたところ。
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耳のあるべき場所に、3次元肋軟骨フレームを移植した。
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3次元肋軟骨フレームの上方をを、血管膜でカバーして生かしている。
下方は、皮弁でカバーしている。
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あらかじめ頭から採取していた薄い皮膚で血管膜の上をカバーした。
頭の腫瘍も切除した。

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小耳症術前の状態。
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耳があるべき場所を赤で示す。
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デザインの完成。
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作成した3次元肋軟骨フレーム。
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皮弁形成および皮下ポケット作成。
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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植。
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フラッシュをたいて撮った写真。
本日は小耳症患者さんが無事2名退院された。

私としては、耳が出来て退院する患者さんを診る時が最もやりがいを感じる時だ。

その後、入院中の小耳症患者さんたちの包帯交換を行った。

午後からは、外来の時間。

夏休みとなったので、外来は込み合った。

水曜日なので通常は混まない日なのに

経過観察中の小耳症症患者さんで、外来がいっぱいとなっている。

急いで次々と診察を済ませたかと思ったら

小耳症で、初診の患者さんたちが3名来られた。

時間がないので、やむなく

3名とも同時に、手術法の説明を2時間ほどかけて細かく説明した。

それぞれに手術予約を決定されてお帰りになった。

それでもなお、経過観察中の患者さんたちが来られており

診察を終了したのは夕方の5時半となっている。


明日の手術は、小耳症の肋軟骨移植術予定となっている。

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7月21日小耳症術前。耳垂の前に副耳が存在する。
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耳があるべき場所を赤で示す。
耳垂が、前傾している。ややもすると前傾した耳介を作成してしまうので要注意。
しかも通常よりも、耳垂が上にある状態。
このような症例の耳垂移動は、移動距離が長いので、血行状の不安要素が増す。
しかも副耳が、耳垂の血行状で重要な場所に存在している。
副耳を下手に切除すると、耳垂が死んでしまう可能性がある。
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デザインの完成。
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皮弁形成および皮下ポケット作成を行った。
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作成した3次元肋軟骨フレームを示す。
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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植したところ。
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同じ状態をフラッシュをたいて撮影したところ。
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7月17日小耳症術前。
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耳があるべき場所を赤で示す。
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デザインを示す。
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作成した3次元肋軟骨フレームを示す。
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皮弁形成および皮下ポケット作成。
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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植したところ。
ついに、衆議院解散8月末には総選挙となる。

自民党と公明党が、組んだ与党が

小泉改革から、医療費の伸びの毎年2200億円削減を決め、

患者さんには負担増となり、病院には収入減少となった。

あおりで病院倒産や医療崩壊が日本全国に起き、

救急車のたらいまわしによる死亡事故が、東京都でも起きるようになった。


また年金問題も発生した

年金の履歴漏れと判明してから、きちんとした年金が支払われるまで

あまりにも長時間を要したために

もらう前に亡くなってしまう老人が増えている。

社会保険庁のずさんな仕事のせいだ。


これらの監視をまともに出来なかったのは、政権与党だ。

病院崩壊、年金の支払いミスなど

国民福祉を無視したのは小泉改革に始まる。

自民党と公明党が組んだ与党のせいだ。

今の麻生内閣に至るまでメンバーが同じなのだ。


これまで与党に投票していた老人達も自民党離れとなることは避けられない。

東京都議会選挙よりも、もっと激しく自民惨敗となるだろう。


道路ばかりに金をつぎ込んできた自民党の道路族は、

今回ばかりは、落選させるべき時だ。

だれが道路族なのかを良く調べて落選させるしかない。


もちろん自民党に限らず公明党も、与党としての責任が重い。

公明党に投票していた人達も

今回ばかりは、自分で良く考えて、投票すべきだろう。


自民党を応援しても医療崩壊となったのだから、

医師会としても、今までとは全く異なる目を覚ますような投票行動が必要だ。

不当に安い医療費になった結果、

地方都市は公立病院の赤字補填をさせられた挙句もはや限界を超えており

公立病院の倒産閉鎖に追い込まれている。


このように、医療福祉をつぶしてきたのは、

他でもない自民公明連立政権だったのだから。


いまさら国民にゴマをするようなマニフェストを出しても遅すぎる。














地球は太陽の周りを円軌道で回っている。

これまで、他の太陽系に、地球と同じような環境があれば

生命がいる可能性があると期待ともいえるように考えられてきた。


しかし地球軌道上を回る人工衛星の

ハッブル天体望遠鏡などの進歩した観測機器の整備などで

天体観測が飛躍的な進歩を遂げている。


それと共に

惑星を持つ遠いところにある別の太陽系が実際に観測されるようになった。


その結果、

地球のように円軌道で太陽の周囲を回っている惑星は

ほとんど無いことがわかってきている。


楕円軌道をしているものが多いそうだ。

楕円軌道だと、時期により、気温の変動が大きすぎるので、生命が存在しにくい。


中には、楕円軌道が次第に極端になって、ついに

太陽の引力から外れてしまうものまで発見されている。


別の太陽は、われわれの太陽の直径の100倍200倍のものまで存在しており、

その太陽を回る惑星の中には、自転せずにいつも同じ側が太陽の方を向いている。


そのため、惑星の太陽側の表面温度は、1800度に達するものまであり

しかも、風速800メートル以上の

水素の爆発した暴風が吹いているものまで発見されている。


とても人類が生きてはいけない環境だ。


地球のような存在は、正に奇跡であることが最近になって、さらに、判明しつつある。


ディスカバリーチャンネルは、面白い。

暑くて、だるくて、食欲もわかない。
こんなときは、読書に限る。

食欲の出る本。
「包丁ごよみ」
池波正太郎。

漬きかげんの、あざやかな紺色の肌へ溶き芥子をちょいと乗せ、
小ぶりのやつを丸ごと、ぷっつりと噛み切るときの旨さ・・・

なあんて、すっかり暑さなんて忘れそう。

普段は時間がないので、作ったおかずはすべてタッパーに仕舞いこみ、
食べる分だけチンしいているけれど、
今日みたいな日は
お皿やお鉢が並べられるので、それも楽しみで、

ある日の日曜日の夕食は、

はまちのあらの炊いたの・焼きなすと焼きピーマン・ひじきの煮つけ・きゅうりもみ。
気に入りのはちに盛り合わせる。

というのもその日は
「山本一力」を読んだので、
すっかり気分は飯屋のおかみであったのだ。
今いちばん食欲のそそられる作家である。
なんたって本の題名が
「だいこん」
「銀しゃり」
なんだもの。

やっと涼しくなってきたので、
今から買出しに出かけて行って、
またおさんどんにかかります。


本日は、

小耳症で手術を行って入院していた患者さんが

2名無事退院となった。

2名とも、すでに大学病院で手術を数回受けたものの

不幸な結果となり

当院で、作り直し手術を受けた患者さん達だ。


一人は、東京の、ある大学病院で、

もう一人は中部地方のある大学病院で手術を受けた患者さんだった。

二人とも、全く異なる良い耳となって退院することが出来た。


外来には、大阪のある大学病院で手術を受けたものの

不幸な結果となって、当院で耳の作り直しを行った患者さんが

経過を見せに来院された。

新たに作り直された耳を出す髪形をされての来院だった。

以前の耳では髪に隠していたが、

作り直した耳は、髪で隠さなくても堂々と外に出せるようになったそうだ。


とにかく、永田小耳症形成外科クリニックには

日本中の小耳症患者さんたちが

来られている。
本日は

小耳甲介型小耳症の、

肋軟骨移植手術を行った。


園長先生が、大阪出張で不在のため、

手術中の写真掲載は

来週の火曜日となります。
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耳垂残存型小耳症。
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耳があるべき場所を赤で示す。
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手術前のデザインを示す。
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デザイン。
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作成した3次元肋軟骨フレーム。
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皮弁形成および皮下ポケット作成の状態を示す。
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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植したところ。
本日は、小耳症の患者さんが無事退院となった。

患者さんにとって

2度の手術を行って、耳が完成しての記念すべき退院だ。

喜びもひとしおだ。


変わって明日の小耳症で、初回手術予定の患者さんが入院となった。

このときの患者さんにとっては、期待と不安が入り混じっている。


当院では、1年中、週3回の小耳症手術を繰り返し行っている。

そして、耳が完成し、退院する患者さんたちは

希望に満ちた目をしている。
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小耳症術前。P1010021.jpg
耳があるべき場所を、赤で示す。
耳があるべき場所の上、3分の1に髪の毛が生えている「ローヘアーライン」の症例。
髪の毛の中に、髪の毛が生えない耳を作らなければならない。
このような手術は、永田法以外では不可能な症例。
耳たぶも異常に下に存在する。
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手術の複雑なデザインを示す。
血管の走行も通常とは異なり、異常に前方を走っている。
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頭から血管膜を起こした。
耳のあるべき場所で、
髪の毛が生えたところからあらかじめ薄い皮膚を採取した後
毛根部分を切開したところ。
耳たぶの表は、上に移動するために2枚に裂いている。
全ての耳介軟骨は摘出した。
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切除した毛根を左に置いて示している。
これで耳のあるべき場所からは、髪の毛が生えてこなくなっている。
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作成した3次元肋軟骨フレーム。
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耳があるべき場所に3次元肋軟骨フレームを移植した。
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移植した3次元肋軟骨フレームを生かすために、上半分は血管膜でカバーした。
下半分は、耳たぶの表側皮弁を上に引き上げ移動してカバーしている。
耳珠も、新たに正しい位置に作成している。
中に隠れて低い場所に存在していた外耳道は、正しい位置まで引き上げ移動した。
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血管膜の上に、あらかじめ頭から採取しておいた薄い皮膚を移植した。
耳の上の赤い部分は、皮膚を薄く採取した部分。
この部分は、浅いかすり傷程度なので、この部分は入院中に治って髪の毛が生える。
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フラッシュをたいて撮影したところ。

小耳症手術は、奥が深い。

つまり、正常な耳が複雑な形をしているからだ。

正常な耳の形態を、どこも省略せずに、

作れるようになったのは、私の手術法が出来てからだ。


それまでの従来法では不可能だった。

具体的には、

6回手術法のタンザー法や、

4回手術法のブレント法では、

まともな耳珠、珠間切痕、対珠、耳輪脚を作ることが決して出来なかったし、

耳を30度の角度で立てる事も出来なかった。

肋軟骨を採取した部分も陥没変形していた。


これら全てを解決して、

2回の手術で完全な耳が作れるようになったのが

私の方法だ。

胸の陥没変形も起こらなくした。


英語圏の国での形成外科専門医師テスト問題に出題されることとなっている。

永田法と、ブレント法の違いを理解しておかなければテスト問題が解けない。



この方法は、一回の手術が以前の手術法の3倍の時間を要する。

しかも、芸術的才能ある形成外科医に限って訓練しても

習得するのに時間がかかる。


しかも、小耳症の日本中の患者さんを集めても

毎年100名程度しか出生しない超稀な疾患だからこそ、

ますます、困難を極める。



本日は、

午前中に小耳症患者さんが無事退院となった。

いつも無事退院となった喜ぶ患者さんを診察する時が、

最もやりがいを感じる時だ。


その後、数名の小耳症患者さんを診察し

空いた時間を利用して

病室入院中の小耳症患者さんたちの包帯交換を行った。


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耳垂残存型小耳症術前。
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耳があるべき場所を赤で示す。
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手術デザインが完成したところ。
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作成した3次元肋軟骨フレーム。
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皮弁形成および皮下ポケット作成。
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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットへ移植したところ。

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大きな副耳を伴う耳垂残存型小耳症術前。

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耳があるべき場所を赤で示す。

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手術デザインの完成。

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皮弁形成および皮下ポケット作成。

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新たに作成した3次元肋軟骨フレーム。

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3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植したところ。

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ある日、院長が外来で患者さんを診た後、
嬉しそうに医局に帰ってきた。

年を聞かれたので、
「何歳に見えますか?」と聞き返したら、
「50歳ですか」といわれたと・・・

「え~~~!!!」と呆れたら、

「いいじゃないかっ。他に何も楽しみがないんだから」と言った。

そんな事が嬉しいんかい。
院長のささやかな幸せだ。

私は、最近妙に気が短くなった。
すぐに切れる。

忙しいときに限ってつまらん営業の電話がかかってくる。
今時資産運用なんかしていられるかっ。
光フレッツなんて、知らんっ。

ぷんぷん怒っていると、
○先生が
「事務長、これこれ、これを見ていなさい」と
1枚の写真を目の前にチラつかせる。

我が家のかわいい3人の息子が、熊ちゃんと写ってる。
今から18年以上も前の、かわいい息子たちだ。
今はひげ面で、まともに顔を見る気にもなれないが、
18年前は、
ほんとにかわいい!

これが私のささやかな幸せだ。

院長がテレビを見ていて叫んだ。
「あっ!セイコチャンッ!」

おとうさんと喋ってる和服姿の聖子ちゃん。
九州弁で、
「やいとっと?」

院長、あのCMの間は
動きが止まってる。
これも院長のささやかな幸せ。


7月9日の本日は、

大きな副耳を伴う、耳垂残存型小耳症に対する肋軟骨移植術だった。

園長先生が、午後から藤沢へ出張したために

本日の手術写真の掲載は明日になります。


明日もまた、耳垂残存型小耳症の手術の予定。
高い重厚なエンタシスの

白く丸い柱が

何本もそそり立つ。


それらは

ドーム状の

巨大な天井を支えている。


天井には、華麗な

天空の世界が描かれている。


歌声が響き、

心地よい風がそよぐ。


柱の間に見える海の水平線は

眩しく高い。


パルテノン神殿を

はるかに超える白い宮殿。


歌声に合わせ

いつの間にか

華麗な天井絵から抜け出した

白い天使が

ドームの中空に

次第に

姿を見せる。


あまりに眩しいのに

なぜか目は閉じず

見えている。


歌うほどに

天使は、ますます

はっきりと近づく。


天使との視線が離れない。






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耳垂残存型小耳症術前。
耳たぶが、ほんのわずかしかない症例。
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耳があるべき場所を赤で示す。
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手術前のデザイン。
小さな耳たぶを最大限使い切るデザインとなった。
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4本の肋軟骨を採取し、組み合わせて作成した3次元肋軟骨フレームを示す。
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皮弁作成および皮下ポケット作成した状態。
P1000993.jpg
3次元肋軟骨フレームを皮下ポケットに移植したところ。
P1000994.jpg
フラッシュをたいて撮影したところ。